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練馬区
桜台
自然や人との関わりが暖かい「桜台」
「REISM エリア分析レポート」は、毎月1つの駅を取り上げ、交通アクセス、商業施設、人口など様々な視点から分析し、そのエリアの特長をレポートしています。
「桜台」エリアの特徴
- 緑が多く住環境の良い落ち着いた街並み
- 大江戸線と西武池袋線からの直通運転を利用することによる幅広い交通手段
- 単身者需要が高く、安定した賃貸市場
昔ながらの商店街があり、落ち着いた雰囲気の駅前
「桜台」は東京23区の北西「練馬区」に位置しています。練馬区は公表されている緑被率が25.4%(平成23年度調査)と非常に高く、23区内では緑の一番多い区です。
「桜台」も緑の多い街並みで、その名前は桜の名所として知られる
「高稲荷神社」や千川通りの桜並木に由来しています。桜並木沿いは春に
なると通る人を癒してくれる綺麗な桜を咲かせてくれます。
「桜台」の商業規模はコンパクトで控えめ。駅至近にはいくつかの飲食
店や、北西側に伸びるのどかな商店街があります。駅前に夜遅くまで営業
しているスーパーもあるため便利です。
商店街では夏と冬には「桜台まつり」が開催されており、多数の模擬店が
出店され、福引大会、大ビンゴ大会などの催し物も行われます。
商業集積地のような華やかさはありませんが、落ち着いた環境の中で
生活をすることができるのが魅力です。
駅前には夜遅くまで営業してるスーパーがあるため、
日常の買い物には困らない
千川通り沿いには商店と桜並木が並ぶ
久松湯は近隣住民の憩いの場になっている
西武池袋線で「池袋」まで10 分!
大江戸線も使えるため都内へのアクセスは良好!
「桜台」駅は西武池袋線が通っており、ターミナル駅の「池袋」から
10分4駅のところにあります。西武池袋線は東京と郊外を結ぶ通勤
路線・及び秩父を結ぶ観光路線として機能しています。
「桜台」は都営大江戸線も通っている「練馬」駅も徒歩10分ほどと
近くにあります。練馬駅からは、西武池袋線から西武有楽町線を介し
て、東京メトロ有楽町線・副都心線、秩父鉄道と相互直通を行ってい
ます。さらに2013年より副都心線を介して東急東横線、みなとみらい
線との直通運転を開始したことにより、埼玉方面、東京都内、神奈川
方面と通勤手段の幅が広がりました。
「桜台」は池袋駅への近さと、都心部を一周する大江戸線、直通
運転で都心部~神奈川までを結ぶ西武池袋線を使い分けることが
でき、快適な都心生活を送ることができます。
「桜台」周辺の賃貸市場
桜台の賃貸市場を分析していきます。まず、賃料相場を23区平均と比較して
みましょう。
桜台の賃料相場と23区平均の平米単価を比較すると、23区の3,339円/㎡に
対し、桜台は3,164円/㎡と、23区よりやや低い賃料相場であることがわかります。
次に重回帰分析で「築年数」「徒歩分数」「面積」の3つの変数が賃料にどの程
度影響を与えているかを分析します。「■徒歩・築年・面積による賃料の重回帰
分析結果一覧」を見てみると、桜台の単身者物件の月額賃料は「d. 切片」の
49, 949円からスタートし、徒歩1分ごとに「a. 徒歩」の578円ずつ値下がり、築年数
1年ごとに「b. 築年」の553円ずつ値下がり、面積1㎡ごとに「c. 面積」の1, 489円
ずつ値上がることがわかります。
「賃料に対する影響割合の比較」から桜台駅の傾向を分析すると、桜台駅は
築年による影響を受けにくいエリアといえます。また、標準偏差の割合も小さい
ため、賃料のばらつきが小さく、安定した賃貸市場といえるでしょう。
※賃料単価は平均値であり、平米数を乗算した価格が必ずしも相場と一致するものではありません。
※データは2014 年3 月末日現在のデータです。重回帰分析は築10 ~ 30 年、16 ㎡以上 30 ㎡未満の物件から算出しています。
「桜台」の居住者特性
「桜台」の居住者特性を見ていきます。まずは単身者世帯の比較です。
東京都の45.71%、練馬区の42.48%に対し、桜台の単身者世帯割合は50.89%と
5割を超えています。DINKS、ファミリー世帯の多い練馬区内では単身者の多い
エリアといえるでしょう。
次に男女比率の比較を見てみると、男女とも約50%と割合は変わりません。年齢構成比を見てみると、23区と類似した傾向のがありますが、女性に関しては
20-79歳の年齢帯で23区よりも高い割合を示しています。
REISM 管理物件 ― 2016 月5 月現在 ―
REISMでは桜台エリアでのリノベーション実績があります。
春になれば緑道の千川通りに桜並木が広がり、バルコニーのからも花見が楽しむ事ができます。
学校や公園、スーパーも多く治安の良い街としても知られています。部屋の中央にあるアイランドキッチンのブリックタイルは、白ベースの部屋と色調を統一する事でこれまでのBrickと一味違う洗練された仕上がりになっております。
リノベーションをすることにより賃料は約15%向上(弊社査定賃料比)。
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借家数、空家数ともに増加している「練馬区」
「桜台」駅の所在する練馬区は東京23区の北西部に位置しています。23区の中でも緑の多いエリアであり、住宅都市としての性格が強い区です。
住宅・土地統計調査「借家数の変化」によると、23区全体で2008年から5年の間に
約190千戸の賃貸物件が増え、「空き家の変化」を見ると、空き家数も5年の間で
全体的に増えています。練馬区を見てみると、供給にあたる借家数は5年の間に
27.9%増加し、空き家数は12.4%増加しています。需給バランスは比較的取れて
いるといえるでしょう。
エリア別に貸家の住宅着工数を見ると、東京都と23区の各年の増減は相関していることがグラフから読み取ることができます。練馬区の供給傾向も東京都や23区の増減と似たような動きを見せています。練馬区の着工数も2006年以降、低い水準で抑えられており、2014年の供給も比較的低い水準に収まると推測されます。
練馬区は23区内で2番目に人口の多い区であり、2014年までの人口推移を見ても年々伸びていることから、儒給バランスの回復により不動産価値にも価格下落率の低下など良い影響が期待できます。
《まとめ》
「桜台」は東京23区の西北部「練馬区」に位置しています。練馬
区は公表されている緑被率が25.4%と非常に高く、「桜台」も緑が多い街並みで、その名前は千川上水堤の桜並木に由来しています。
駅至近にはいくつかの飲食店や、北西側に伸びるのどかな商店街がありますが、商業規模はコンパクトで控えめです。繁華街のような華やかさはありませんが、喧騒から離れた静かな住環境は落ち着いた環境が好きな方から支持されています。
不動産市場をみると、築年による賃料下落率は低く、賃料のばら
つきも小さいことから、安定した賃貸市場であることが伺えます。
今後同じような状況が続くかどうか、変化した際にどう対応するかが
カギとなるエリアといえます。