AREA REPORT

REISMエリア分析レポート | 馬喰横山

リノベーションで色づく伝統の問屋街「馬喰横山」

「REISM エリア分析レポート」は、毎月1つの駅を取り上げ、交通アクセス、商業施設、人口など様々な視点から分析し、そのエリアの特長をレポートしています。


「馬喰横山」エリアの特徴
  • ① アートな街としても有名な日本有数の問屋街!
  • ② オフィス街至近・徒歩圏内に複数路線を利用可能な交通利便性
  • ③ 開発が進み、単身者数・割合ともに増える市場

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「馬喰横山」駅

 エリアレポートVol.86では「馬喰横山」駅をご紹介いたします。

 「馬喰横山」は東京の中央、中央区に位置しており、北側を千代田区と面しています。

 「馬喰横山」駅は、中央区の日本橋馬喰町と日本橋横山町の地名を合わせて駅名が付けられました。江戸時代から続く問屋街として有名で、周辺は基本的にはオフィス街です。平日は近隣に勤めている方で賑わっていますが、夜や休日には静かな環境です。交通利便性も高く、住む町としても人気があり、近年でも開発が進んでいるエリアでもあります。

 商業的にはオフィス街らしくコンビニや飲食店が中心ですが、小規模ながらもスーパーやドラッグストアもあるため日常生活には困りません。また、古い建物や倉庫をアトリエやギャラリー、カフェとしてリノベーションしたビルもあり、アートな街としても注目を集めています。

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江戸時代から続く日本有数の現金問屋街

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ギャラリーや個性的なショップの入るリノベーションビル「アガタ・竹澤ビル」

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馬喰横山エリアでは現在進行形で開発が進んでいる

複数路線を自在に使いこなせる交通利便性!

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 「馬喰横山」駅を通るのは都営新宿線の1路線のみですが、徒歩圏内に総武本線「馬喰町」駅、東京メトロ日比谷線「小伝馬町」駅、都営浅草線「東日本橋」駅と、交通網は充実しています。

 都営新宿線を使えば「新宿」、総武本線で「東京」「品川」駅へ直結と、ターミナル駅へのアクセスが非常に良い立地にあります。その他、日比谷線や浅草線などの複数路線を使いこなすことにより、自由自在な都心アクセスを手に入れることができます。駅が地下で繋がっているため、雨の日でも快適に移動できるのも嬉しいポイントです。

 また、馬喰横山一帯は細い路地が多いため一方通行の道が目立ち、幹線道路に出るまでが少し面倒です。電車での移動を重視する方には大変便利な立地ですが、自動車での移動にはやや不向きかもしれません。

「馬喰横山」駅周辺の賃貸市場

 馬喰横山駅の賃貸市場を分析していきます。まずは賃料相場と築年数の比較です。23区平均と比較すると、賃料相場は23区の3,339円/㎡に対し、馬喰横山は3,863円/㎡。オフィス街に直結した都心エリアというだけあって、賃料相場はやや高めなエリアです。
 また、「築年別 平米賃料の分布図」からもわかるように、このエリアは居住用マンション自体があまり多くはありません。築年の古いマンションでも賃料があまり下がっていないことが伺えます。

 次に重回帰分析で「築年数」「徒歩分数」「面積」の3つの変数が賃料にどの程度影響を与えているかを分析します。「■徒歩・築年・面積による賃料の重回帰分析結果一覧」を見てみると、馬喰横山駅の単身者物件の月額賃料は「d.切片」の50,833と円からスタートし、徒歩1分ごとに「a.徒歩」の429円ずつ値上がり、築年数1年ごとに「b.築年」の721円ずつ値下がり、面積1㎡ごとに「c.面積」の2,154円ずつ値上がることがわかります。

 「賃料に対する影響割合の比較」から馬喰横山駅の賃貸市場の傾向を分析すると、馬喰横山は築年による賃料下落「b.築年/d.切片」は平均的、標準偏差の割合「e.標準偏差/d.切片」は23区平均よりもやや低く、安定した賃貸市場といえます。また、徒歩による影響はプラスに出ていますが、周辺に複数ある駅の相場に引っ張られていると考えられます。

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※リズムマンションDBより作成(データは2015年12月末日現在のデータです。)
※賃料単価は平均値であり、平米数を乗算した価格が必ずしも相場と一致するものではありません。
※重回帰分析は築10~30年、16㎡以上30㎡未満の物件から算出しています。

「馬喰横山」の居住者特性

 馬喰横山の居住者特性を見ていきます。まずは単身者世帯の比較です。

 東京都ならびに中央区の人口のうち単身者世帯の割合をみると、東京都全体で約47%、中央区で約55%です。中央区は東京都の中でも単身世帯の多いエリアです。
 馬喰横山の単身者割合を見てみると62%と中央区の中では高い水準です。人口総数で見ても2010年から2015年で約8,000人弱増加しており、そのうち約6,000人が単身者の増加です。

 また、対象エリア内の居住者の年齢構成をみると男女ともに30~44歳までの割合が高く、この年代だけで35%を占めています。ビジネス街至近という利便性が働き盛りの単身者からの支持が高い理由と考えられます。

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REISM 管理物件 ― 2018月9月現在 ―

 REISMでは馬喰横山エリアでのリノベーション実績があります。

 アートの街としても知られるエリアに、リノベーション賃貸シリーズ「Union」が登場。高めの天井が開放感あふれる空間に、パーケットフローリングと、ブラックとシルバーのアクセントが映えるモダン部屋に仕上がりました。窓辺に作られた土間スペースは植物やアートで飾るのもおススメ、別空間として使える意匠です。

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空き家率が低下し、人口も増加している「中央区」

 「馬喰横山」駅の所在する中央区は東京23区の中央に位置しています。日本橋や銀座などの大商業地域(オフィス街)を多く抱えるため、昼夜間の人口比率が大きく、昼間人口は60.6万人に膨れ上がるのが特徴です。

 住宅・土地統計調査「借家数の変化」によると、2008年から5年の間に23区全体で約190千戸の賃貸物件が増え、同調査による「空き家の変化」を見ると、空き家数も5年の間で全体的に増えています。中央区を見てみると、供給にあたる借家数は5年の間に21.9%増加、空き家数は54.3%減少しており、供給よりも需要のほうが高いことがわかります。

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 エリア別に貸家の住宅着工数を見ると、東京都と23区の各年の増減は相関していることがグラフから読み取ることができます。中央区の供給傾向も東京都や 23区の増減と似たような動きを見せおり、2000年頃から着工数の増加が見られ、 2006年以降は低い水準で抑えられていることがわかります。2009年以降はまた増加傾向がうかがえ、2016年も東京都と同じく増加傾向と予測できます。

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 人口の推移を見てみると、中央区の人口は年々増加していることがわかります。東京都によると中央区の総人口と単身者数は2040年まで増加傾向と予測されており、増加率も高い水準と予測されています。
 馬喰横山においても2010年から2015年で単身者数・率ともに増加しており、今後も単身者需要は一定数見込めるといえます。

《まとめ》

「馬喰横山」駅は、江戸時代から続く問屋街として有名で、周辺は基本的にはオフィス街です。平日は近隣に勤めている方で賑わっていますが、夜や休日には静かな環境です。交通利便性も高く、住む町としても人気があり、近年でも開発が進んでいるエリアでもあります。また、古い建物や倉庫をアトリエやギャラリー、カフェとしてリノベーションしたビルもあり、アートな街としても注目を集めています。

 不動産市場に目を向けると、築古のマンションはあまり多くなく、古くなっても高い賃料を維持できているマンションもあります。近年でも開発が進められており、マンションの供給数も増えていますが、空き家数は2008年から2013年で減少しています。人口増加も予測されており、不動産投資をする上で良い傾向といえます。

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