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港区
表参道
トレンドの最先端をいく洗練された大人の街
「REISM エリア分析レポート」は、毎月1つの駅を取り上げ、交通アクセス、商業施設、人口など様々な視点から分析し、そのエリアの特長をレポートしています。
「表参道」エリアの特徴
- トレンドの最先端をいく落ち着いた洗練された大人な街
- 賃料相場は都内でもトップクラスに高く、リノベーションの受容感度も良好
- 都内各所への素早いアクセスが可能な交通手段
洗練された大人な雰囲気のある表参道
「表参道」は東京の南東側、「港区」に位置しており、トレンドの最先端を
いく都心の一等地として、誰もが一度は憧れるであろうエリアです。
駅前を通っている明治神宮の参道にもなっているケヤキ並木には、国内外の高級ブランド店が建ち並び、骨董通りには骨董品店やブティックなどが軒を連ねています。隣接した渋谷・原宿とは違う洗練された大人の
雰囲気を漂わせています。
2006年に表参道ヒルズがオープンし、2008年には東京メトロ副都心線が
開通、2012年に東急プラザ表参道原宿店オープンしたことなどは記憶に
新しいはずです。
現在もビルの建替えや開発などが行われており、「 表参道」はこれからも
ファッションはじめ、様々な流行をリードする街として、情報感度の高い
大人の街で有り続けることでしょう。
明治神宮の参道にもなっているケヤキ並木
ケヤキ並木沿いにはブランドショップが並ぶ
近隣には青山学院大学などの教育施設もある
都心のあらゆる主要エリアへスムーズにアクセス可能
「表参道」は東京メトロ半蔵門線、千代田線、副都心線の3路線が利用できます。
「新宿」、「霞が関」、「大手町」、「赤坂」などの主要なビジネスエリアへ乗り換えなしで移動できるので、通勤や通学、プライベートで利用するほとんどの場所へ電車で快適に移動できます。
また、「原宿」駅も徒歩圏内ですので、JR線も利用することができます。東西南北、どの方面へもダイレクトにアクセスできる交通網は、都心で働くビジネスマンには非常に利便性の高いエリアです。
このような交通利便性の良さも底堅い人気の理由の一つにあげ
られます。
「表参道」周辺の賃貸市場
表参道の賃貸市場を分析していきます。まずは賃料相場からです。表参道の
賃料単価を23区平均と比較すると、23区平均より1,398円/㎡高い4,737円/㎡です。
表参道駅の賃料相場は都心部でもトップクラスです。
次に重回帰分析で「築年数」「徒歩分数」「面積」の3つの変数が賃料にどの程度影響を与えているかを分析します。「■徒歩・築年・面積による賃料の重回帰分析結果一覧」を見てみると、表参道の単身者物件の月額賃料は「d.切片」の90,420円からスタートし、徒歩1分ごとに「a. 徒歩」の2, 251円ずつ値下がり、築年数1年ごとに
「b.築年」の1,823円ずつ値下がり、面積1㎡ごとに「c.面積」の3,102円ずつ値上がることがわかります。各変数を「d.切片」との割合で23区と相対的に比較すると、表参道は全ての変数において23区平均よりも高い割合を示しています。ブランド力の
あるエリアに見られる傾向です。賃料のばらつきが大きいことから、リノベー
ションでの賃料改善効果が期待できるエリアといえます。
※賃料単価は平均値であり、平米数を乗算した価格が必ずしも相場と一致するものではありません。
※データは2014 年3 月末日現在のデータです。重回帰分析は築10 ~ 30 年、16 ㎡以上 30 ㎡未満の物件から算出しています。
「表参道」の居住者特性
「表参道」と表参道駅のある港区の居住者特性をみていきましょう。まずは単身者世帯比率の比較です。東京都の45.71%と比較すると、港区は単身者が50.91%、表参道は50.97%と単身者が多いエリアであることがわかります。
次にエリア内の「年齢構成比と男女比率」を見てみると、男女比はやや女性の方が多く、年齢別に見てみると40-59歳の年齢帯において東京都比率より高いことが特徴です。落ち着いた大人の街であることが居住者特性からも読み取れます。
REISM 管理物件 ― 2015 月9 月現在 ―
REISMでは表参道エリアでのリノベーション実績があります。
「Hondana 010 南青山」はウォールナットフローリングの質感に合わせ、部屋オリジナルにオーダーメイドされた本棚が存在感抜群。骨董通りと六本木通りが交わる「南青山」の一等地にふさわしい、高級感溢れるリノベーションに仕上がっています。
リノベーションをすることにより賃料は約13%向上(弊社査定賃料比)。
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借家数(供給)、人口(需要)ともに伸びる港区
「表参道」駅の所在する港区は東京都の南東部に位置し、「新橋」や「虎ノ門」などのビジネス街や、「青山」「赤坂」などの商業エリア、「六本木」などの歓楽街など、さまざまな表情を持った街です。
住宅・土地統計調査「借家数の変化」によると、2008年から5年の間に23区全体で約190千戸の賃貸物件が増え、同調査による「空き家の変化」を見ると、空き家数も5年の間で全体的に増えています。港区を見てみると、供給にあたる借家数は5年の間に約7.8%減っているのに対し、空き家数は約18.2%増えています。
総数こそ少ないものの、需要がやや下回っているといえます。
エリア別に貸家の住宅着工数を見ると、東京都と23区の各年の増減は相関していることがグラフから読み取ることができます。港区の供給傾向も東京都や23区の増減と似たような動きを見せています。
港区の着工数は2006年以降、低い水準で抑えられており、2014年の供給も
比較的低い水準に収まると推測されます。
港区は開発が盛んな地域であり、街ブランドの向上による流入人口の増加が期待できるエリアでもあります。人口推移を見ても年々伸びていることから、儒給バランスの回復により不動産価値にも価格下落率の低下など良い影響が期待できます。
《まとめ》
トレンドの最先端をいく都心の一等地として、誰もが一度は憧れる
であろう「表参道」。駅前を通っている明治神宮の参道にもなっているケヤキ並木には、国内外の高級ブランド店が建ち並び、骨董通りには骨董品店やブティックなどが軒を連ねています。隣接した渋谷・原宿とは違う洗練された大人の雰囲気を漂わせています。
2006年の表参道ヒルズや2012年の東急プラザ表参道原宿店のオープンなどは記憶に新しく、現在もビルの建替えや開発などが行われています。
不動産市場をみると、賃料相場は都心部でもトップクラスであり、リノベーションの受容感度も良好です。今後、不動産の受給バランスの回復により、不動産価値にもよい影響が期待できます。