資産運用

投資初心者でも資産を増やす方法は?4大原則と知っておくべき4つのコツ

将来何かあると不安だから、お金をしっかり持っていたい。そのためには貯金するだけではなく、資産を増やすために何かをしなくては……。このように考えて、今から資産作りをしたいと思っている方は多いかと思います。半面、気持ちがあってもなかなか行動に移せず、気が付けば今もまだ、資産を増やすための何かをしていない方も多いのではないでしょうか。

日本はこれから人生100年時代となり、自分が働いている期間とほぼ同じだけの期間を、シニア世代として生きていかなければなりません。その時には今のような定収入が得られる勤務先はなく、収入は年金しかありません。潤沢な老後資金を用意できていれば別ですが、これから働き盛りを迎える30~40代の方は、自分がもらえる年金額だけでは豊かな老後が迎えられないことを、現時点で知っています。

つまり、これからの時代は、今ある資産をどうやって有効活用し、どうやって増やしていくかで、将来の豊かさが決まります。本記事では、今から着実に資産を増やす方法について、やさしくまとめています。

投資初心者でも資産を増やす方法は?4大原則と知っておくべき4つのコツ

1.今から資産を増やすための4大原則

今から資産を増やしていきたいと考えている方向けに、資産を増やすための4大原則をまとめました。これらは、資産作りのための準備体操のようなものですので、しっかりと理解してください。それぞれの原則は2章から詳しく解説してあります。

1.1.原則1 現時点での全資産をチェックする

まずは、現状把握です。現時点で、自分には資産がいくらあるのかを、きちんと知ることによって、スタート地点をハッキリと自覚することができます。

すべての銀行通帳の普通預金と定期預金、外貨預金、株式投資、不動産なども含めた資産をチェックしてください。この場合の「資産」とは、現金化できる(必ず換金できる)ものを指します。

その上で、資産残高をリストにしていきます。エクセルで計算するのでも、スマホのメモ帳につけるのでも、手書きにするのでもかまいません。リストができたら、金額を合計してみてください。それが、ご自分の現時点での全財産になります。

資産残高が多いから良いわけでもありませんし、少ないことが悪いことでもありません。あくまで、今の自分のスタート地点を知るためのものです。

1-2.原則2 資産を増やす理由をハッキリさせる

今の全財産がわかったら、次は、資産を増やす目的や目標をハッキリさせます。一般的に、資産を増やしたい直接的な動機は「より多くのお金が欲しい」ですが、なぜ、資産を増やしたいのかは、人によって違います。それは、未来の自分にとって必要な金額が、その人の人生設計によって全然違うからです。

例えば、マンションを何棟も持つスーパー大家さんになりたい人、起業をしてたくさんの子会社を作りたいという人、毎日のくらしは質素でも良いからストレスのないラクな生き方をしたい人では、人生で必要な金額が変わってきます。

そのため、自分が何のために資産作りを頑張るのか、その理由をハッキリさせておくと、これからはじめる資産作りにおいて、いくらを何に投入していけば良いのかが、具体的にわかるようになります。

1-3.原則3 自分にあった投資スタイルを選ぶ

自分の性格にあった投資スタイルで、資産を増やします。投資スタイルは、大きくわけて以下の3つに分けられます。

  1. ローリスク・ローリターン
    少ないリスクで少しの利益を得る安定重視スタイル
  2. ミドルリスク・ミドルリターン
    中くらいのリスクで中程度の利益を得るバランス重視スタイル
  3. ハイリスク・ハイリターン
    高いリスクがあるが、高いリターンを狙える肉食系スタイル

どのスタイルにもそれぞれ特徴があり、適切な運用をすれば、利益を出していくことができます。どの方法が優れているということではなく、お金の増やし方に違いがあり、さらに人によって向き不向きがある、というだけです。

ご自分の性格に合わないことをすると、結局は資産作りそのものが負担になってしまうことがあります。スタイルにこだわるのではなく、自分がストレスなくできる資産運用方法から選ぶようにしてください。詳細は3章にまとめてあります。

1-4.原則4 自分にあった投資方法を選ぶ

投資のスタイルが決まったら、自分に合った投資方法を選びます。投資方法は、ご自分の普段のライフスタイルや、勉強も含めて投資に費やせる時間なども考慮し、長期で資産を増やしていくことを前提に選んでいきます。

多くの方はサラリーマン生活をしながら、投資を始めることになりますので、投資のために費やせる時間は、平日夜か土日になります。ご自分のライフスタイルに合わせて、無理のない投資ができるかをよく考えて選ぶ必要があります。詳細は前項の投資スタイルと合わせて3章でまとめてあります。

2.資産を増やす理由をハッキリさせる3つの確認方法

将来のために資産を作ろう、投資をしようと思っていても、なかなか行動に移せなかったことはありませんか? 

ただお金が欲しいという理由だけでは、人はなかなか動き出すことができません。実際に資産運用を始めるためには、明確な目的やゴールが必要です。

資産を増やす理由を明確にし、行動に移すために次の3つのことを確認してください。

2-1.人生のゴールを決める

資産作りを始める前に、まずは、ご自分の人生のゴールを決めてください。人生のゴールがわかりにくい場合は、「人生目標」「達成したいこと」「こんな生き方をしたい」などに置き換えてみると、いろいろとやりたいことや、希望している人生のイメージが湧いてくると思います。

例えば、マイホームが欲しい・海外旅行に年1回は行きたい・FIREしたい・カフェの経営をしてみたいなど、自分の希望する将来の生き方を、いくつでも書き出してみましょう。

このような人生のゴールがあると、資産作りは単にお金を作る行為ではなくなり、資産を増やすことで自分のゴールに近づくことを楽しめるようになります。

また、ゴールが定まっていれば、人生を長い目で見ることができるようになり、景気の上がり下がりによって資産が増減することにも、気持ちが左右されにくくなります。資産を増やすことへの焦りやいらだちがなければ、一瞬で人生が崩壊してしまうような、大きなリスクは負わないようになります。

2-2.必要なものを3要素に絞り込む

人生のゴールが定まったら、そのためには何が必要なのかを3つの要素に絞り込んでいきます。例えば、30代後半でFIREして、毎日が日曜日のような気楽で自由な人生を送りたいのであれば、以下の3要素が必要不可欠になります。

(例)FIREの場合

  1. 働かなくなっても、毎月必ず入ってくる生活費・光熱費が必要
  2. →→→具体的にはいくら必要?

  3. 会社の厚生年金から外れるため、個人で老後資金をしっかり作る必要がある
  4. →→→今までの年金加入と合わせて、将来にいくら、何歳までに必要?

  5. 自分がやりたいことのための活動資金の確保をしておく必要がある
  6. →→→生活費とは別に、やりたいことのために使えるお金は?融資は必要?

さらに「→→→」にあるように、上記の金額が自分にとって具体的にいくらなのかを考えてみます。FIRE後の人生では、日々の生活費はどのくらいか、質素な生活をするのか、この先も独身なのか、退職後にアルバイトなどはするのか、起業資金は融資をうけるのか、親の面倒はどうするのか、など、たくさんの人生の選択肢が出てきます。

そういうものを、ひとつひとつ、自分に問いかけながら選び取っていきます。こうして具体的に考えていくと、人によっては、そんなにたくさんの資産を作らなくても「あれ?このくらいでゴールって実現できるな……」となることもあります。

すると、1章で確認した今のご自分の全財産から、あと、どのくらいの金額を増やせばゴールになるのかが、かなり具体的になってきます。

2-3.資産構築の期日を設定する

いつまでに資産を増やすのか、その期日も決めましょう。例えば、お勤めの会社の定年が65歳で、そのあとは自分の好きなことをすると決めたならば、資産構築の期日は65歳になります。

そのあとの人生で自分の好きなことをするために、老後の生活費以外で、トータルで1,000万円必要だったとします。ここまでわかると、今35歳であれば、あと30年でゴール達成をしなければならないことがわかります。単純計算で 1,000万円÷30年=約33万円。つまり、これから先、1年に約33万円の資産が増えていく必要があることがわかってきます。

多くの方が将来のために資産を増やしたくても、なかなか実行に移せないのは「あといくら増やせばいいのか」が具体的ではないので、資産を増やすために何をどうすれば良いのかがわからず、動けなくなってしまうためです。しかし、ゴールと期日が決まると「たら、れば」をしなくなります

先の話ではあっても、のんびり構えていられるほどの時間はないことがわかってくるので、「株価が下がったらやろう」「もう少し円高になれば動ける」などと先延ばしにするのではなく、今できる投資方法の中から、最善のものを探し出すようになります。

3.自分にあった投資スタイル・方法を選ぶ

ご自分で決めた人生のゴールに向かって、今の全資産からどうやって期日に間に合わせて増やしていくかは、以下の投資スタイルと投資方法から選んでいきます。「スタイル」は自分の性格に合ったものを、「方法」はご自分の人生のゴールを実現するために、必要な要素が含まれているものから選びます。

多くの場合、性格にあったスタイルの中に、自分ができそうな投資方法が含まれています。投資スタイルのなかに、自分の人生のゴールや気持ちにしっくりこない感覚がある場合は、もしかしたら、人生のゴール設定に無理があるか、ご自分の本心ではないゴールを選んでいる可能性があります。

その場合は、1章から見直しをして、じっくりと時間をかけてゴールを探してみてください。大切なのは「ご自分にとって価値のある人生のゴール」です。

ここでは、投資スタイルを4種類にまとめています。各スタイルには「リスク」と「リターン」という言葉が入っています。「リターン」とは、投資をしたときにどのくらい儲かるか、という利益のことです。「リスク」とは、不確実性のことです。つまり、リスクが低いものは、将来の予測がしやすく、リスクの高いものは、将来の予測がしづらいという意味です。

3-1.ローリスク・ローリターン

ローリスク・ローリターンとは、リスク(不確実性)が限りなく小さい代わりに、収益も多くはない投資方法です。

できるだけ損をしたくない方や、マイナスが起きると心理的に不安定になるタイプの方は、このスタイルが向いています。

リスクを抑えてといっても、リターンが0では口座にお金を寝かせているのと同じです。あくまで投資として、少しはリターンがあることを前提に検討してください。

【メリット】
元本割れをする可能性が低いことに加え、少額からスタートでき、長期運用によって希望する金額に無理なく近づけていくことができます。また、たくさんの勉強や準備をしなくても、すぐに始められるハードルの低さも魅力です。

【デメリット】
1つの投資では大きな成果が期待できないため、投資金額を増やすか、いくつかの金融商品を同時に運用していく必要があります。また、急速なインフレや金利上昇した場合には、預けている金額の価値が市場価格よりも下がってしまうため、実質的な資産の目減りが起きる可能性があります。

ローリスク・ローリターンに適した投資方法

定期預金 
現在の金利はないに等しいので、口座にお金を寝かしておくよりは良いという方法です。「定期」なので給与から、毎月決まった金額を確保することができますので、投資のためのまとまったお金を用意するのに向いています。

国債(日本・外国)
国債とは、シンプルに言えば、国に投資することです。日本国債を買えば日本国に投資を、外国債を買えばその国に投資をしていることになります。国債で集めたお金の運用の仕方は国によって違います。日本国債の場合は、銀行預金・年金・保険などを日本国債で運用しています。そのため、市場金利が安定していれば国債も安定します。これが、国債がローリスクである理由です。

しかし、国債は定期預金などと同じような運用方法であるため、急速なインフレになると、将来的に、資産が目減りするリスクが含まれています。

NISA、iDeCo
NISAもiDeCoも税制面での優遇がある投資方法です。どちらも、預けた金額と運用利益が非課税になります。2つの使い分けについては、近い将来使うかもしれない資金の運用ならNISAへ、老後資金ならiDeCoを使います。NISAは運用方法の種類があり、途中解約ができます。iDeCoは税制上もっとも優遇されていますが、毎月の積立には限度額があり、さらに60歳になるまで引き出しができません。

投資信託
投資信託とは、株式投資をプロの運用者に任せる方法です。投資信託の商品は、複数の株式をプロがパッケージにして運用します。投資信託の商品は、証券会社などの金融機関に取り扱いがあります。運用期間は短期・中期・長期とあり、好きなものを選べますが、基本的に途中解約はできません。

一般の株式投資で、成果が出せる会社を予想することは、とても難しいことです。そのため、将来的に株式投資をするつもりがあっても、最初は投資信託などを使って、プロがどのような株を選定しているのかを学びながら、確実な利益につなげていくほうが良いと言えます。

3-2.ハイリスク・ハイリターン

ハイリスク・ハイリターンは、利益を大きくとるために、リスク(不確実性)も多くとるという投資方法です。ただし、ハイリスクとは「危険を冒す」ことではなく、リスクに注意を払いながら利益を追求するという意味です。投資には必ずリスクがありますが、その中でも、ハイリスク・ハイリターンの商品は、最もリスクが高いことをよく理解しておく必要があります。

ハイリスク・ハイリターンの投資をする前には、かならずどのようなリスクがあるのかをよく調べ、少しでも納得がいかない部分が残る場合には、見送るくらいの気持ちが必要です。

【メリット】
ハイリスク・ハイリターンの最大のメリットは、投資金額に対して利益を大きくとれる可能性が高いことです。例えば、元金100万円が150万や200万円になるなど、普通の運用では得られないような利益を、比較的、短期間で得られる可能性があります。

【デメリット】
リスクをとりすぎたときに、大きな損失が発生する可能性があります。例えば、FXでは、少ない投資額でもレバレッジを使えば、投資金額の25倍までの取引ができます。はじめは注意を払いながら慎重に運用していても、利益を期待するあまり、ついリスクをとりすぎてしまう傾向があります。

また、ハイリスク・ハイリターンの資産運用は変化も早いため、こまめに管理をしていないと、マイナスに傾いたときに一気に損失が膨らむ可能性があります。

ハイリスク・ハイリターンに適した投資方法

短期売買の株式投資
1~5日程度(多くのケースで一週間の営業日内)で株式の売買をして、短期間に利益確定をする方法です。一回の利益が大きくなくても、複数の株式を繰り返し売買していくことで、トータルで利益を拡大することができます。

プロでも、読みが外れれば大きな損失を被ることがあります。また、売買のタイミングをつかむためには、決まった時間帯に取引画面などを操作できる必要があります。

FX
FXとは外国為替証拠金取引のことで、外貨を扱う投資です。インターネット上ではFXは危険であるという論調が多いのですが、それはレバレッジという、証拠金として預けた金額の何倍もの金額で取引を行える方法を使って、リスクを大きくとった場合のことを指します。

日本では規制によってレバレッジは投資金額の25倍までに制限されていますので、10万円で250万円分までの取引ができます。

暗号資産(仮想通貨)
暗号資産とは、国による保証を持たないデジタル通貨のことです。円やドルなどの実存するお金とは違い、インターネット上のバーチャルな世界や電子取引などで通用する通貨です。株やFXと同じように、日々の値動きがありますので、低いときに買って高くなったときに売れば利益が出ます。

ただ、株やFXと違い、通常の金融取引では起こりえないような暴騰・暴落が起きることがあるため、とくに注意が必要です。

3-3.ミドルリスク・ミドルリターン

ミドルリスク・ミドルリターンは、ローリスク・ローリターンとハイリスク・ハイリターンの中間にある投資方法です。スタートするときの投資額はある程度必要で、元本保証もありませんが、ハイリスク・ハイリターンのように投資金額が一瞬で消えてしまうほどのリスク(不確実性)はありません。

投資がうまくいったときには、ローリスク・ローリターンの投資と比べたときに、投下した金額に見合うと感じられるだけの利益を得ることができます

【メリット】
投資を始めるときに、ローリスク・ローリターンのように、少額からスタートできます。リスクは中程度であるため、ハイリスク・ハイリターンのように、日常的に資産管理に神経をとがらす必要はありません。

【デメリット】
投資方法によっては、最初にある程度のまとまった資金が必要になることがあります。長期運用することが前提のプランが多いため、短期でお金を増やすのには向いていません。

ミドルリスク・ミドルリターンに適した投資方法


世界中で取引されて換金できる安定した物質です。投資方法は、世界各国で金の現物を購入(コイン・インゴット・宝石など)する以外にも、純金積み立てや、金が含まれた投資信託を選ぶことで、金の運用ができます。現物購入した金は、金の価格が高騰しているときに売却すれば大きな利益が得られます。類似した投資法に、プラチナがあります。

長期運用の株式
5~10数年スパンの長期運用を前提として、配当金や株主優待も含めた利益を得る投資方法です。将来性のある企業を選び、企業の成長に付き合うイメージです。

大企業以外であれば、最初に投資する金額が1万円代からできるところがたくさんあります。伸びしろが大きい会社であれば、配当がでなくても株式の無償増資という形で、資産を増やすこともできます。ご自分のゴールに近いところで株式を売却すれば、期待した通りの利益を得ることができます。

REIT
投資家から資金を集めて不動産投資を行う方法です。運用そのものは、プロが行います。タワーマンションやホテルなどが入った大規模なビル開発などは、投資費用も莫大であることから、一般投資家は参加することができません。しかし、それを証券化することで、一般の投資家でも参加できるようにしたものです。

一般的な不動産投資
人に貸すことを目的に不動産を購入し、賃料収入を得る方法です。不動産には戸建て・マンション・アパート・ビルなどさまざまなものがあります。経営そのものに投資家が関わる部分が少ないため、サラリーマンが副業としてはじめるケースも多くあります。

3-4.ミドルリスク・ハイリターン

ミドルリスクでありながら、前項のミドルリスク・ミドルリターンよりも大きなリターンを狙える方法です。

【メリット】
中程度の投資額で、かなり確度の高い利益が期待できます。失敗をしにくく、長期にわたって安定した利益が得られる可能性があります。

【デメリット】
スタート前に十分な知識をつけておく必要があります。また、適切な投資先を示唆してくれる、信頼と実績のあるパートナー会社が必要であり、それを精査するための時間と勉強も必要になります。

ミドルリスク・ハイリターンに適した投資方法

都内で行う、エリア条件と土地条件の良い不動産投資

ミドルリスクでハイリターンが狙えるのは、都心部で行う不動産投資です。特に都内23区などの限定されたエリアで、駅から近い、交通アクセスが良い、エリア条件が良いなどの、土地とエリアの好条件がそろったマンション投資が適しています。

このような条件を持つマンションには新築と中古がありますが、ミドルリスクである以上、入手資金が抑えられる、中古の区分マンションから探します。そこに投資として適切なリノベーションをかけることで、中古マンションに新しい価値を作り出し、新築に準じた家賃設定を可能にします。

さらに、エリア環境とそのエリアの嗜好に合った内装にすることで、入居者の長期契約更新による、安定収入を確保できます。

4.早く安全に資産を増やすために大切な4つのコツ

本章では、今ある資産を、なるべく早く、安全に増やしていくために大切なことを、4つのコツとしてまとめました。

4-1.なるべく早期に動き始める

「資金があれば」「景気が良くなったら」など、投資をするための条件を自分からはつけないようにします。誰だってお金が増やしやすい時代に、ラクに投資をしたいですが、そのような時代はいつ来るのかはわかりません。また、そんな時代が来たとしても、そのときに投資に回せる資金がなければ、資産を増やすことはできません。

今ある条件の中から最善のものを選びだし、とりあえず、お金を増やす=お金に働いてもらうことが、自分にとって当たり前の状態になるようにします。そうやって投資に慣れていき、ある程度のまとまった資金が作れるようになると、お金が増やしやすいタイミングもわかるようになっていきます。

4-2.サラリーマンなら不動産投資を候補に入れて考える

ミドルリスク・ミドルリターンと、ミドルリスク・ハイリターンで解説をした不動産投資は、特にサラリーマンにはおすすめの、資産を増やせる方法です。まず、マンションの区分投資を含む不動産投資は、物件の買い付けをするまでがメインの仕事です。

運営は不動産管理会社に委託をし、月次レポートに目を通すだけです。そのため、サラリーマンの方はご自分の本業を続けながら、不動産投資で資産を増やしていけます。

また、不動産投資をするためには不動産を購入する必要がありますが、この資金は融資で調達することになります。一般的に、金融機関は会社勤めの方を良質な融資申込者としているため、3年以上勤続をしているサラリーマンであれば、融資もスムーズに進むケースが多い傾向にあります。

4-3.1つの投資法に関し最低でも3つの資料をそろえる

これから資産を増やしていく過程で、さまざまな投資方法の資料をそろえることになります。ダウンロード・動画・郵送・セミナーなど、情報集めにはたくさんの方法があります。どの投資方法を選んだ場合でも、一つのメディアからの情報だけで判断せず、かならず、複数の媒体からの情報を重ねて確認するようにして下さい。

現代は、インターネットさえあれば素人でもホームページを作れ、根拠の不確かなものでも面白可笑しく配信すれば人気が出ることもあります。エンターテインメントならばそれでも良いのですが、資産を増やすための投資であれば、情報の出どころを精査しておくべきであり、真偽の不確かなものに関わっている時間はありません。

気になる投資方法があれば、そのことに対して、最低でも3つの媒体からの情報を集めたうえですべて目を通します。そして、自分が感じたことを含めて、総合的に判断します。

失敗すれば今ある資産も失う可能性があるのですから、このくらいの慎重さは必要です。余裕があれば、上記以外にも、気になる分野の投資方法に関した、専門家の本を複数読んでおくこともおすすめします。

4-4.信頼と実績のある会社に質問・相談をする

どの投資方法で資産を増やしていくにしても、その投資方法に関した知見のある人や、専門家のアドバイスを参考にできるほうが、理解も深まり、失敗もしにくくなります。

例えば、不動産投資であれば、投資方法や投資先がわかったとしても、データだけでは経験を積むことが難しく、不動産のプロのサポートが必要になります。このときに、信頼と実績のある、誠実な会社とパートナーシップを組めるかどうかで、不動産投資による資産構築が成功するかどうかが変わってきます

適切なサポートができない会社を選んでしまった場合は、はじめての不動産投資で損失を生むことになり、資産を増やすことも、人生のゴールを達成することも難しくなってしまいます。

信頼と実績のある会社であれば、はじめての不動産投資にのぞむ方が、失敗を避けて通れるように、あれこれサポートや提案をしてもらえます。その結果、最初の不動産がうまくいけば、その経験を土台にして次の不動産投資にも自信をもって進めるようになり、着実に資産を増やしていくことができます。

REISMでは、はじめての不動産投資をする方向けに、セミナーや勉強会を開催し、不動産投資で結果を出すために必要なことをお伝えしています。不動産投資の中でも、私たちは中古のワンルームマンションを取り扱っています。

マンションの部屋を枠組だけにして、水回りも間取りもゼロからやり直すフルリノベーションをかけることにより、建物が築年をしていても、その部屋だけは新しい価値がついた住居に生まれ変わります。

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その結果、長期契約更新による長期安定収入が発生し、長い将来において、資産が着々と増え続ける最初のサイクルを生み出すことができます。これから資産を増やしていきたい、安定した資産を持ちたいと思う方は、まずは「REISMの不動産投資セミナー」に参加をしてみてください。

5.まとめ

資産を増やす方法についてまとめました。方法はたくさんありましたが、大切なのは、いつまでにと期日を決め、そして何のために資産を増やすのかという明確なゴールを定めることです。

数ある投資方法の中で不動産投資が気になった方は、丁寧な説明から実際のマンション運営まで、トータルでしっかりとサポートできるREISMがお手伝いします。まずは、「無料の不動産投資セミナー」にご参加いただき、私たちの考える不動産投資がどういうものなのかを体感してください。

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3年以上勤めた会社員へ。
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