投資の基本

「家売るオンナの逆襲」でも取り上げられたリノベ物件の人気ぶり

2019年1月から放映された北川景子さん主演のドラマ「家売るオンナの逆襲」では、リノベーション物件を扱った話が何度も取り上げられました。立地が良く、内装はピカピカなのに、価格が安いというコスパの高さが、外見を重視しない若者に受けているのでしょう。不動産投資でもリノベーション物件を選ぶと、さまざまなメリットがあります。 

→→→リノベーション物件を実際に見てみたい

「切り札」で何度も登場したリノベ物件

2019年1月にスタートした日テレ系ドラマ『家売るオンナの逆襲』は、北川景子さんが演じる主人公の不動産会社の営業担当が、さまざまな事情を抱えた客の心を掴み、次々と家を売りまくるという内容です。全11回中、主人公が説得の切り札としてリノベーション物件を活用した話が3回あります。ドラマとは、その時代を映す鏡のようなもの。リノベーション物件が今、いかに注目されているかがわかります。

第4話では「ささやかだけど穏やかな幸せを求めるあなたたちにぴったり」と、若夫婦に築40年以上の団地をフルリノベーションした1,500万円の物件を売りました。また、第5話では、妻の化粧が落ちた顔を初めて見て失望した夫と、「見た目や肩書きではなく夫の頑張る内面を尊敬している」という妻に、「あの外見だからこそ、中の良さが生きる。これぞギャップ萌え」と言ってリノベーション物件の良さをアピールしました。そして、第9話では、和室での生活を好む母と娘のために、奇抜なデザインのリノベーション物件を、落ち着いた畳の部屋に作り直させて販売しました。

いずれのケースでも、「リノベーション物件は使う人の好みや生活に対する考え方がマッチしていなければならない」という主張が貫かれています。その人が望む生き方や生活スタイルが反映されていることが、リノベーション物件の最重要ポイントなのです。

<参考:オーナー様の声>
差別化されたリノベーションが、空室への不安を解消

買い取り再販住宅市場が2020年には45%増

マーケット調査会社の富士経済によると、国内の住宅ビジネスで今後の成長が見込まれるのは、不動産仲介とリフォーム・フルリノベーションをセットで行う「買い取り再販住宅市場」で、2020年度は2017年度比で45.7%も増えるということです。

近年、新築住宅の価格が高騰し、中古住宅の流通戸数が増加しています。中でも、中古住宅や団地を買い取って、水回りや内装を中心にした部分的なリフォームから、フルスケルトン状態にして給配水管も含めて行うリノベーションまで、新築に近い仕上がりの物件が比較的安価で提供されることで、幅広い世代で人気が高まっているようです。

<参考>
リフォームやリノベーションのコストと実施メリットを考える

中古は新築より立地が良く、新築並みの居住性

この傾向は住宅購入だけでなく、賃貸の世界にも波及してくるでしょう。新築を購入するより、古い物件を買い取ってリノベーションしたほうが購入価格を安くできますし、借りる側にとっても、真新しい部屋に安く住めるなら願ったり叶ったりでしょう。

リノベーション物件のメリットは、それだけではありません。中古住宅は一般に、新築よりも立地のいい場所にあることが多いです。早くに建てられているのですから、いい立地を選べるのは当然です。そんな物件を新築同然に改造し、最新設備を取り付けるわけですから、居住性も高く、長く住んでもらえるでしょう。

リノベ済みを買うも良し、所有物件をリノベするのも良し

リノベーション物件を手に入れる方法は2つあります。一つはリノベ物件を購入する。もう一つは中古物件を買って、自分でリノベーションする。リノベーションにかけた費用は経費計上できるので、節税につながります。そして資産価値が向上するので、出口戦略で売却益を狙うこともできます。

今回はテレビ番組から、リノベーション物件の人気について考えてみました。不動産投資の収益に直結する入居率アップを目指し、「リノベーション」を選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

<参考:REISMのリノベーションの強みとは?>
累計1万人を超える待ち行列を生み出す、リズムのリノベーション33シリーズ

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