投資の基本

アーリーリタイアするにはいくら必要?最適な資産運用方法とともに解説

アーリーリタイアして会社に縛られず、毎日を自分らしく生きたいという人が増えています。仕事に時間を奪われず、好きなことをしたり家族や友人と過ごしたり、自分にとって大切なことに時間を使えれば、充実した毎日を過ごせるでしょう。

しかし、日々の生活費や将来に備える資金がないとアーリーリタイアはできません。そこでどれくらいのお金があればアーリーリタイアできるのか、そして働きながらその資金を作る方法について解説します。

アーリーリタイアするにはいくら必要?最適な資産運用方法とともに解説

注目されるアーリーリタイアとは

現在注目されているアーリーリタイアとは、経済的に自立をして定年前に仕事を退職し、働かずに生活することを意味します。会社に縛られず自分が本当にしたいことをしながら毎日を過ごし、ストレスなく生きるライフスタイルです。

アメリカではFIRE(Financial Independence,Retire Early)という呼び名で、20〜30代の若い世代に広まっています。コンピューター関連の仕事をしていたPete Adeney氏 が30歳代で早期退職し、そのライフスタイルと方法をブログで発表したことで一気に注目を集めました。

多くの書籍が出版され、FIREを実現するための勉強会なども頻繁に催されています。できるだけ節制した生活を送り、同時に貯蓄や節税、投資などを行いながら資産を蓄え、定年の65歳より早く40代や50代前半でのリタイアを目指しています。

リタイアに必要な資金の額

具体的にどれくらいの資金があればアーリーリタイアし、仕事をせず生活できるのでしょうか。前述の FIREでは目安として4% という数字が示されています。これは年間に必要な生活費の25倍の資産があれば、年利4%の資産運用で生活できることを意味します。

例えば、年に400万円の生活費が必要なら25倍で1億円になります。これを年利4%で運用すれば年間で400万円の運用益となり、仕事をせずに生活できる計算になります。

ぜいたくをするのが目的ではない

アーリーリタイアと聞くと、資産の運用益でぜいたくな暮らしをするイメージを持つ方がいるかもしれません。確かに資産運用で高級マンションに住んだりブランドの鞄を持ったり、高級外車に乗ったりすることが成功だと思う方もいるでしょう。

しかし運用益だけでそのような生活をするには数億円以上の資産が必要になり、一般的な会社勤めの給与で貯めるのはかなり難しくなります。

現在注目されるアーリーリタイアは、決してぜいたくな生活をするものではありません。FIREもそうですが、できるだけ無駄を省いたシンプルなライフスタイルにし、本当に自分が心の満たされることに時間を使うのが目的です。

そうした生活ならもう少し現実的な資産でアーリーリタイアし、ストレスのない生活を送ることが実現可能です。

セミリタイアという選択肢

アメリカのFIREでは完全に仕事につかないスタイルの他に、セミリタイアという選択をしている人もいます。例えば自分の趣味でお金を稼いだり、より生きがいを感じられる仕事についたり、ボランティアで人のために役立つ仕事をする方もいます。

そうした仕事の収入が少なくても、投資などにおいて生活費を補えるだけの運用益が定期的に入ってきたらどうでしょう。やりたくない仕事で自分の時間を犠牲にしながら毎日を過ごすのに比べ、心の充実は全く違ったものになるでしょう。

社会との接点を持つことができる

またセミリタイアには、社会とのつながりを持ち続けられるメリットがあります。完全にリタイアすれば自由な時間は増えますが、接する世界が限られ視野が狭まる恐れがあります。リタイアしても資産運用は続けるわけですから、世の中の流れをある程度わかっていた方が安心です。

一方セミリタイアなら社会とのつながりを持てるため、世間の感覚とずれてしまうことを防げます。また新たにやりたいことや、人との出会いが生まれる可能性もあるでしょう。無理のない範囲で社会との接点があった方が、得られるものは多いのではないでしょうか。

生活するのに十分な資産運用とは

生活するのに十分な資産運用とは

では好きなことややりがいのあることを仕事にしつつ、生活をするのに必要な運用益を手にするにはどうすればいいのでしょうか。資産運用と言うと株式投資を思い浮かべる方もいるかもしれません。しかし、株式投資で生活費が補えるだけの運用益を生み出すには、かなり大きな手持ち資産が必要になります。

しかも株式の平均利回りは一部上場銘柄でも平均で1.73% と、たとえ1億円を貯められたとしても年間で173万円の運用益にしかなりません。また取引や市場状況を随時チェックしなければならず、自由な時間が十分に得られない可能性もあります。

不動産投資ならアーリーリタイアに近づくことができる

しかし不動産投資なら、現在の生活を大きく変えることなくアーリーリタイアに近づくことができます。不動産投資は賃貸ワンルームマンションなどを購入し、それを他の人に貸して家賃収入を得ます。

株式のように短期で大きな収益を手にできる投資ではありませんが、ローンを利用し最小限の手持ち資金で始められるという大きなメリットがあります。さらに家賃をローンの返済に当てるため、現在の収入を大きく削ることなく資産形成が可能です。

また、物件の維持管理は管理会社にほぼお任せにできるため、本業やプライベートの時間を犠牲にせずに資産を作れます。もし収入に余力があった時は積極的に繰り上げ返済し、早めにローンを完済すればアーリーリタイアが一気に近づきます。

>>不動産投資について詳しく知りたい

実際の利回りはおよそ4%

不動産の鑑定評価を行う日本不動産研究所 の調査によると、2020年10月の賃貸住宅1棟(ワンルームタイプ)投資の期待利回りは東京城南地区で4.2%、城東地区で4.4%です。

1棟とワンルームの違いはありますが、もし3,000万円の中古マンションを購入してローン完済後に4%で運用できれば、年間120万円の運用益になります。さらにそこから所有物件を増やし、2棟で6,000万円の運用になれば240万円の年金運用益になります。

自分の好きなことを仕事にしてシンプルで無駄のない生活スタイルなら、年間240万円の家賃収入があればアーリーリタイアも十分可能になってくるはずです。

物件選びでしっかりリスクを回避

不動産投資は物件購入後に運営が軌道に乗れば、維持管理の手間がほとんどかかりません。しかしそのためには物件選びが非常に大切です。例えば賃貸需要の落ちにくい23区内の物件や、単身者の多い東京ならワンルームタイプの物件など、できるだけ空室になりにくい物件を選ぶ必要があります。

また、なるべく駅に近い物件や、個性的なリノベーションを行った物件など、しっかりと差別化できる部屋であると、さらにプラスの材料です。不動産投資とは言え、できる限りリスクを回避できる物件を見極めるようにしましょう。

できるだけ早く始めることが成功の鍵

アーリーリタイアを実現するために最も大切なポイントは、資産運用をできるだけ早く始めることです。若いうちに始めることで不動産投資をプラスする時期が早まり、その結果リタイアする時期もどんどん近づいてきます。

逆に何もせず時間が過ぎていけば、早期退職できるだけの資産を貯めるのが難しくなります。またスタートが遅ければ、資産が蓄えられた頃に本来の定年近くの年齢になってしまうかもしれません。

もちろん蓄えた資産は老後の備えとしても役立ちますが、老いてからと若いうちでは自由な時間にできることが変わってきます。一人でどんどん身軽に行動できることや、あらゆるチャレンジができる自由さは、若いうちにリタイアするからこそ可能です。

リタイア後の自由を最大限楽しめるように、できるだけ早く資産形成の準備を始めましょう。

キーワード: 投資の基本
あわせて読みたいおすすめコラム