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投資用不動産の建築構造の種類とそれぞれの見るべきポイント

アパートやマンションは、建設時の構造(躯体の建材)によって木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造(以下RC造)・鉄筋鉄骨コンクリート造(以下SRC造)などに分けられます。それぞれの構造ごとに物理的な耐用年数も税法上の耐用年数も変わるのが一般的です。

また構造ごとに住み心地や建築費用、取得費用も変わってきますので、不動産投資家としては必ずおさえておきたいポイントとなるでしょう。ここでは投資家が知っておきたい建築構造の違いについて解説します。

投資用不動産の建築構造の種類とそれぞれの見るべきポイント

建物構造で何が変わるのか?

具体的な構造ごとの違いや特徴の説明に入る前に、まず構造の違いによって何が変わってくるのかを見ておきましょう。

1建築・メンテナンス費用と賃料
構造によって必要な建材と工期が変わり、それに伴い建築費用も異なります。当然費用が高くなれば家賃も相応に高く設定することになります。

2住み心地
隣の部屋や上下の部屋との間の遮音性、空調の効きやすさは、構造によってかなり変わってきます。つまり部屋としての住み心地にも影響が出てくるでしょう。

3安全性
耐震性や耐火性も構造で変わります。RC造やSRC造のマンションで多く採用されているオートロックは、木造や鉄骨造ではほとんど採用されていない傾向です。つまり防犯面でも違いがあるといえるでしょう。

4耐用年数
耐用年数には物理的なものと税制上のものの2つがあり、物理的な耐用年数は当然建材の種類によって大きく変わります。また、税制上の耐用年数は減価償却費を算出する際に使用されます。建物の購入費用を構造ごとに法律で定められた耐用年数の期間で分割し、減価償却費として経費計上することができます。例えば、定められた耐用年数は木造22年、鉄骨造34年、RC造・SRC造47年と異なります。

構造ごとの特徴

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