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お部屋のパフォーマンスを最大限に。長期の安定運用を叶える「ロングライフリノベーション」

お部屋のパフォーマンスを最大限に。長期の安定運用を叶える「ロングライフリノベーション」

中古マンション市場が活性化する中、いち早くその市場に着目しデザイン性の高いリノベーションを施した部屋を提供してきたリズム。「築年数が経過する=家賃相場が下がる」という概念を打ち破るそのスタイルは、中古物件に新たな命を注ぎ込む「ロングライフリノベーション」によって確立されました。

リズムが考える「ロングライフリノベーション」とはどういったものなのか。同社リノベーション事業部 部長の挽地裕介さんに、そのコンセプトや魅力を語ってもらいました。

挽地裕介(ひきち・ゆうすけ)

マーケティング事業部 ライフスタイル事業部 リノベーション事業部 部長
新卒で入社したアパレル会社で、企画業務を10年間経験。違う業界にチャレンジしたいとリズムに転職。入社後はリノベーション物件の企画からスタートし、現在はマーケティングやシステム関連、入居者コミュニティの企画運営など幅広く担当。

オーナー様の安心を担保するリノベーション

オーナー様の安心を担保するリノベーション
<Kowaza 001江戸川橋>

――リズムにおけるロングライフリノベーションとはどういったものでしょうか。

投資用マンションは数ある投資商品の中でもロングスパンで資産を形成していくものであり、その中で物件が長寿化していくことは避けられません。

その中で私たちには、オーナー様が30年、35年とローンを支払っていく間、変わらず安心してご所有を続けていただけることを前提とした提案をする義務があります。その安心を担保する一つの要素として、お部屋のパフォーマンスを最大限発揮できるリノベーションを施すこと。それを私たちは「ロングライフリノベーション」として謳っています。

――ロングライフリノベーションがオーナー様に対して具体的に寄与するポイントはどんなところにあるのでしょうか?

大きく2つあります。一つはトータルリターン、つまり賃料の面です。自然素材を使用し、経年変化も楽しめるような飽きの来ないデザインを施すことによって、圧倒的に差別化された賃貸ワンルームブランドとしての地位を確立し、所有していただいている期間ずっと賃料を下げずにパフォーマンスを維持することが可能となります。

もう一つは、無垢材をはじめ品質の高い素材の使用はコストダウン面にも寄与します。通常の賃貸物件において入居者様が入れ替わる際にはフローリングやクロスの張り替えなどの原状回復が必要となり、オーナー様にとって大きな出費となるケースがあります。しかし、無垢材を使用し風合いを残すことで、そこに価値を見出してくださる入居者様にアピールすることができるため、結果として原状回復費を押さえることができます。

この2つのポイントが、オーナー様に長く資産運用をしていただくための安心材料であり、リズム独自の取り組みとしてオーナー様に高く評価していただいているポイントともなっています。

水回りまでフルリノベーションすることで評価の高い物件に

水回りまでフルリノベーションすることで評価の高い物件に
<Kitchen 011浅草>

――入居者様側から見たロングライフリノベーションの良さはどういったところにあるでしょうか。

住むことで愛着が沸くリノベーションであることです。私たちのリノベーションは、7割は我々が作りますが、残りの3割は入居者様がご自身で手を施し自分らしい空間にしていただきたいと考えています。

先ほどからお話をしている無垢材に関しても、使い込むうちに風合いが変わっていく革の財布と同じように、使い続けることで味わい深いものになり、自分らしい空間が広がっていく。そんな楽しみがリズムのお部屋にはあります。

もちろん、新築には新築の良さがあると思いますが、中古には中古の良さも絶対にあります。ロングライフリノベーションを通してそれを少しずつ広めていくことができれば、ブランドとしてのリズムの存在意義もより大きくなっていくのではないかと思います。

――機能面におけるロングライフリノベーションの特徴はありますか?

表層的にリノベーションをするだけではなく、フルスケルトンにして水回りの配管もすべて変えるなど、見えないところもしっかりとリノベーションしています。ここまでしっかりとリノベーションした投資用の中古マンションは他にはまずないと思います。

そうしたことから金融機関からの評価も高く、オーナー様が有利な条件でローンが組めるようになっています。一部では「リズム基準」と呼ばれる審査基準もあるそうで、リズムのリノベーション物件が高く評価されていることの証しだと思います。

「引っ越しをする時は必ずリズム」というファンも

「引っ越しをする時は必ずリズム」というファンも
<Garage 001新宿御苑前>

――リノベーションの方向性はどのようにして定めているのでしょうか。

リズムのリノベーションは現在34シリーズあり、アメリカンな暮らし、ヨーロッパな暮らし、南国の暮らし、日本的な暮らしなど、世界地図でプロットして基本となるテイストを定めたうえで、機能を重視するか、雰囲気を重視するか、デザインを重視するかといった方向性を考えます。

単純に「リノベーションしました」「オシャレになりました」というものとは違うこのブランド化されたリノベーションの手法は、他社様にはない取り組みです。中には、ブランドとしてリズムのお部屋を気に入っていただき、リズムの中でシリーズを渡り歩く入居者様もいらっしゃいます。部屋は移ってもブランドに長く愛着を持って住んでいただけるということですから、これもロングライフという軸につながるものだと思います。

――入居者様からご意見をいただくこともあるそうですね。

はい。入居者様にいかに支持していただけるかというところを非常に大事にしているので、ワークショップやオンラインでのイベントを通していろいろな声をいただき、それをデザインのアイディアにするようなこともあります。コロナ以前は入居者様との飲み会を通してご意見をいただくことも多くありました。

実際に入居者様たちと話をしてみると、帰って寝るためだけのものだったお部屋から、「リズムの空間に住んでから友人を家に呼びたいと思うようになった」とおっしゃる方が多いことに驚かされます。そうして訪問したご友人の方が「この部屋いいね」という感想を持ってくださり、リズムのファンが増えていくというケースも増えてきています。

SDGsへの意識にも即したリノベーションのスタイル

SDGsへの意識にも即したリノベーションのスタイル
<Nest 001上野>

――中古市場が活性化する中、ロングライフリノベーションはまさに今の不動産ニーズにもマッチした取り組みですね。

はい。SDGsへの意識が広がり持続的なものの考え方が浸透する今の時代にまさに求められるリノベーションのスタイルだと思います。また現実的な問題としても、一人暮らしの方が物件選びにおいて最も妥協しやすい要素の一つが築年数だというデータもあり、中古物件の選択肢の幅が広がれば広がるほどリズムの物件の存在価値は上がっていくのだと思います。

――今後、会社としてどのようにロングライフリノベーションを広めていこうとお考えでしょうか。

設立から15年が過ぎ、不動産事業としての基盤はだいぶ固まってきたと思います。今後は不動産投資、ワンルームブランドとしてのロングライフリノベーションをより明確に強固なものにしつつ、ライフプランとライフスタイルの掛け合わせによってメインの不動産事業からどんどんドメインを広げ、どの事業においても「ロングライフ」のコンセプトを前提にした展開を図りたいと思っています。

それを次の成長戦略として見据えながら、一歩ずつしっかりとその基盤を作っていくということが大事かなと思っています。

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