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投資用と居住用の違いとは?「投資用マンション」選び3つの視点

将来に備えた資産形成において、有力な選択肢となる不動産投資。中でも「投資用マンション」は、本業が忙しい現役世代にとって、効率的に資産を築くための有効な手段となります。

「自分にマンション経営なんてできるのだろうか」と思うかもしれませんが、仕組みを正しく理解すれば、決して難しいことばかりではありません。

自ら住む「居住用」との違いや、メリット・デメリットを整理し、失敗しない選び方を解説します。

この記事の3つのポイント

  1. 「投資用」と「居住用」では物件選びの基準とローンの仕組みが根本から異なる。主観を排除した客観的な視点が必要。
  2. 運用の成否を分けるのは、表面的な利回りの高さに惑わされず、諸経費を差し引いた実質的な収支計画と将来の出口戦略を描くこと。
  3. 年収700万円台の会社員モデルや入居稼働率99.2%のデータから、現在の金利環境におけるリアルな運用のイメージをつかむ。
投資用と居住用の違いとは?「投資用マンション」選び3つの視点

目次

1. 不動産投資における「投資用マンション」の定義と仕組み

自ら住むための場所ではなく、第三者に貸し出して家賃収入(インカムゲイン)や売却益(キャピタルゲイン)を得ることを目的とした不動産を指します。

1-1. 自ら住む「居住用」と「投資用」の根本的な目的の違い

家を「買う」という行為は同じであっても、自ら住むための居住用マンションと、資産形成のための投資用マンションとでは、その目的が根本から異なります。

居住用マンションを選ぶ場合、多くの人は自分の好み、キッチンの使いやすさ、日当たりの良さといった「主観的な快適性」を最優先にする傾向があります。これは経済的なリターンを求めない消費の選択です。

一方、投資用マンションは「部屋という商品」を市場に提供する事業にほかなりません。そこに必要なのは、自分が住みたいかどうかではなく、入居者層となるマーケットが何を求めているかという「客観的な賃貸需要」です。どれほど自分好みの内装であっても、駅から遠くニーズがなければ収益は生まれません。

主観を完全に排除し、入居者目線で利便性や空間価値を測る経営者としての視点を持つことが、運用の第一歩となります。

1-2. 所有形態とターゲットによる物件の分類

投資用マンションの市場を覗くと、所有形態やターゲットによって物件がいくつかの種類に分類されていることが分かります。

まず所有形態においては、建物全体を買い取る「一棟マンション」と、お部屋の1室単位で購入する「区分マンション」に分かれます。

前者は収益の規模が大きくなる反面、多額の自己資金と高度な管理能力が求められるため、会社員が本業かたわら始めるロードマップとしては、初期投資を抑えられる区分マンションが選択肢となるケースが一般的です。

所有形態 一棟マンション 区分マンション
特徴 多額の自己資金と高度な管理能力が必要 初期投資を抑えられる

また、入居者のターゲット層によって「ワンルーム(単身者向け)」と「ファミリータイプ」に大別されます。東京23区などの都市部では単身世帯の増加が続いており、ワンルームは年間を通じて安定した賃貸需要が見込める特徴があります。ファミリータイプは長期入居が期待できるものの、取得費用や退去時の修繕コストが大きくなりやすいため、投資効率の精査が必要です。

部屋タイプ・入居者層 ワンルーム(単身者向け) ファミリータイプ
特徴 東京23区などの都市部では安定した需要 長期入居が期待できるが、取得費用や退去時の修繕コストが大きくなりやすい

2. 資金調達と価格評価における決定的な違い

融資を利用する際のローンの種類や、物件の適正価格を算出する方法において、居住用と投資用には明確な相違点が存在します。

2-1. 住宅ローンと「不動産投資ローン」の審査と金利の違い

物件を購入する資金を金融機関から借り入れる際、利用するローンの仕組みはまったく別物になります。

自分が住むための居住用であれば「住宅ローン」を利用しますが、これは債務者本人の返済能力や年収を重視し、福利厚生的な意味合いから金利が低く設定されていることが特徴です。

一方、賃貸経営のための「不動産投資ローン」では、本人の与信属性に加えて、購入する物件が将来にわたってどれだけの家賃を稼ぎ出せるかという「収益性」も厳しく審査されます。事業への融資となるため金利は住宅ローンより高く設定されるのが一般的です。

ここで注意したいのは、低金利だからといって住宅ローンで借りた物件を金融機関に無断で第三者に賃貸する行為です。これは重大な契約違反にあたり、発覚した場合は残債の一括返済を迫られるなど大きな代償を支払うことになります。ルールの違いを正しく理解し、目的に沿った融資を受けることが鉄則です。

【比較】住宅ローンと不動産投資ローンの仕組みの違い

比較項目 住宅ローン 不動産投資ローン
主な利用目的 自分が住むための居住用物件の購入 賃貸経営(事業用)のための投資用物件の購入
審査における重視点 本人の返済能力や年収、勤続年数など 本人の与信属性+物件が将来稼ぎ出す「収益性」
金利水準の傾向 低めに設定(福利厚生的な意味合い) 住宅ローンより高めに設定(事業融資の一般的な水準)

2-2. 価格を決める「取引事例比較法」と「収益還元法」

物件そのものの価値や価格がどのように決まるかという評価の手法についても、居住用と投資用ではロジックが異なります。

居住用マンションの多くは、周辺で過去にいくらで取引されたかという実績をもとに価格を割り出す「取引事例比較法」が主に用いられます。

これに対して、投資用マンションの価値を測る基準となるのが「収益還元法」です。これは、その物件が将来的に生み出すであろう家賃収入から逆算して、現在の適正な不動産価格を算出する手法を指します。

投資家として物件の販売価格を見る際は、単に「外観がきれいだから高い」という主観に惑われてはいけません。期待される賃料水準と照らし合わせ、収益還元法に基づいて計算された価格が論理的に妥当であるかどうかを見極める目が求められます。

この収益力に着目した評価姿勢が、割高な物件を掴むリスクを避ける防壁となります。

3. 「投資用マンション」を運用するメリットと現実的なリスク

金融機関の融資を活用できる点や万が一の保険効果がある反面、不動産特有のリスクへの正しい理解と対策が必要です。

3-1. レバレッジ効果や生命保険代わりとなる利点

投資用マンションの運用には、他の金融商品にはない独自の利点が存在します。なかでも、自己資金に加えて金融機関からの融資を組み合わせることで、手元の資金以上の資産を動かして収益を得る「レバレッジ効果」は、効率的な資産形成を後押しする要素です。

また、融資を受ける際には「団体信用生命保険(団信)」への加入が一般的となります。これは運用中にオーナーに万が一のことがあった場合、ローンの残債が保険金によって完済され、家族の手元には無借金のマンションと毎月の家賃収入が残る仕組みです。

これにより、月々の持ち出しを抑えながら、手厚い生命保険の代わりとしての役割を果たす効果が期待できます。

さらに、建物の減価償却費などを経費として計上することで、毎年の所得税や住民税を抑える節税効果が得られる場合もあり、忙しいビジネスパーソンにとって現物資産を持つ意義は小さくありません。

3-2. 空室や修繕などあらかじめ備えるべき注意点

メリットがある一方で、賃貸経営という事業である以上、現実に潜むリスクから目を背けるわけにはいきません。

最も警戒すべきは、入居者がつかないことによる「空室リスク」ですが、これは長期的に人口動態が安定しているエリアの選定によって影響を軽減するアプローチが基本となります。

また、近年の金利環境の変化に伴う「金利上昇リスク」への備えも欠かせません。金利が上がった際にも、収支計画が破たんしないよう、あらかじめ余裕を持った資金計画を立てておくことが重要になります。

さらに、年数の経過とともにエアコンや給湯器といった室内の設備は必ず寿命を迎えますし、建物全体のメンテナンス費用も発生します。

購入前には必ず「重要事項調査報告書」を取り寄せ、修繕積立金が適切にプールされているかを確認するとともに、家賃収入のすべてを使い切るのではない、将来の突発的な修繕に備えて一部を計画的に留保しておく誠実な運用姿勢が求められます。

【整理】投資用マンションの主なメリットと現実的なリスク・対策

分類 具体的な内容 運用における役割・対策
メリット(利点) レバレッジ効果 自己資金に融資を組み合わせ、手元資金以上の資産を動かして収益を目指す仕組み
団体信用生命保険(団信) オーナー様に万が一のことがあった際、保険金でローンが完済される家族への備え
税制上のメリット 建物の減価償却費などを経費計上し、所得税や住民税を抑える効果が期待できる仕組み
リスク(注意点) 空室リスク 長期的に人口動態が安定している「東京23区・駅チカ」などのエリア選定で備える
金利上昇リスク 昨今の環境変化を見据え、収支計画にあらかじめ一定のバッファ(余裕)を持たせる
経年劣化・修繕リスク 「重要事項調査報告書」で積立金を確認し、家賃収入の一部を計画的に留保する

4. 初心者が「投資用マンション」選びで失敗を避ける判断基準

表面的な数字に惑わされず、実際に手元に残る金額をシミュレーションし、将来の出口まで見据えたエリア選定を行うことが大切です。

4-1. 表面利回りではなく手残りを見る「実質利回り」

投資用マンションの広告やパンフレットを見ると、魅力的な高い利回りの数字が目に入ることがあります。

しかし、これは年間家賃収入を物件価格で単純に割っただけの「表面利回り」であることが多いため、注意が必要です。

実際の賃貸経営では、毎月の管理費や修繕積立金、毎年の固定資産税といった諸経費の支払いが確実に発生します。

たとえば、物件価格が3,000万円で年間家賃収入が240万円の場合、表面利回りは8.0%と計算されます。

しかし、ここに年間の諸経費として60万円がかかると仮定すると、経費を差し引いた「実質利回り」は6.0%まで低下することになります。

会社員オーナーが本業の傍らで安定した運用を続けるためには、この表面的な数字だけで一喜一憂するのではなく、すべてのランニングコストを引いた上で、手元にいくら残るのかという現実的な手残りのシミュレーションを精緻に行うことが失敗を避ける鉄則です。

4-2. 将来の売却まで見据えた出口戦略の重要性

不動産投資のトータルでの成績は、毎月の家賃収入だけでなく、最終的にその物件をいくらで売却して現金化したかによって確定します。

これを「出口戦略」と呼び、物件を購入する最初の段階でこそ真剣に考えておくべきテーマです。

どれほど購入時の利回りが高く見えても、将来的に周辺の過疎化が進んで買い手がつかなくなったり、価値が大きく下落してしまったりするエリアでは、売却時にこれまでの利益が相殺されてしまうリスクがあります。

そのため、長期にわたって賃貸需要が途絶えないエリア、具体的には東京23区の駅近物件のように、現物資産としての価値が維持されやすい立地を選ぶことが重要になります。

好立地を占有している物件は、将来的に売却へと舵を切る際にも市場での流動性が高く、次の買い手を見つけやすいため、資産形成のロードマップを安全に進めるための有効な防壁となってくれます。

5. 【REISMの実績から学ぶ】会社員オーナーのリアルな資産形成

高すぎる利回りではなく、等身大なモデルケースと高い稼働率を主役に据え、会社員オーナーが安心して長期運用できる持続可能な資産形成のイメージを提示します。

5-1. 初めて「投資用マンション」を始めたオーナーの属性と初期費用

多額の余剰資金や高い年収がなければマンション経営は始められないと思われがちですが、実際の運用現場にいるオーナーの姿は驚くほど等身大です。

東京での確かな未来に向けて、自身の信用(与信)を賢く活かしている会社員のリアルなモデルケースを以下に整理しました。

【モデルケース】年収700万円の会社員による都心ワンルーム運用

項目 シミュレーション内容の目安
オーナーの属性 35歳 / 会社員(または公務員)
額面年収 700万円
物件価格帯(都心区分マンション) 2,500万円
頭金 / 初期費用(諸経費) 10万円 / 100万円
ローン借入額 / 期間 2,490万円 / 35年(完済時70歳)
毎月の家賃収入(想定) 9万5,000円(新築未満・一般中古以上の水準)
毎月の収支バランス 数千円〜1万円前後の手出し(マイナスキャッシュフロー)

過度な自己資金を用意しなくても、手元の現金を最小限に抑えながらスタートできることがこの計画のメリットです。昨今の金利環境や管理費などのランニングコストを引くと、毎月の収支は数千円から1万円前後の手出し(持ち出し)となるのが現実的な運用の姿です。

しかし、これは「将来に向けた着実な積立投資」ととらえることができます。毎月少額の手出しを行うことで、団体信用生命保険による手厚い生命保険効果を現役時代に得ながら、将来ローンが完済されたときには、東京の一等地に毎月安定した家賃を生み出し続ける純資産が丸ごと手に入ります。

自身の会社員としての信用をレバレッジとして賢く活用することで、無理のない資産形成の第一歩を踏み出せるロードマップがここにあります。

5-2. REISMが提案する投資物件のラインアップと運用の安定性

会社員オーナーが本業に集中しながら安心して資産形成を続けるために、最も重視すべき指標は、目先の利回りではなく「空室リスクの低さ」です。

どれほど収支シミュレーションを綿密に組んでいても、入居者が入らなければ手出しの金額だけが膨らんでしまうからです。

この課題に対し、東京23区の好立地に特化し、独自のコンセプトで空間価値を高めるリノベーションを展開するREISMの実績を見ると、直近2025年の年間平均で入居稼働率99.2%という極めて高い水準を記録しています。

量産型の新築や、古いままで競争力を失った一般の中古マンションとは異なり、天然の無垢材を使い、住む人のライフスタイルを想像して仕立てられた空間には、家賃の比較競争に巻き込まれない独自のファン(入居者)が付きます。

この高い入居者満足度と、施工から賃貸管理までをワンストップで担う運営体制が組み合わさることで、多忙な現役世代でも日々のトラブルに煩わされることなく、長期にわたって安定した賃貸経営を可能にしています。

6. 「投資用マンション」に関するよくある質問(Q&A)

不動産投資を検討する初心者が抱きやすい疑問について、実務の視点からお答えします。

Q1:新築マンション投資と中古リノベーション投資では、何が一番違いますか?

A1:大きな違いは「価格の妥当性」と「プレミアム下落リスク」にあります。

新築マンションの価格には、開発会社の多額の広告費や利益が上乗せされているため、購入して誰かが1日でも住むと「中古」扱いになり、資産価値が1割から2割ほど下落する傾向があります。

これに対し、好立地の中古物件を仕入れてリノベーションする手法であれば、割高な新築プレミアムを支払うことなく、新築並みの高い空間価値と賃貸需要を現実的な投資金額で手に入れることができます。

Q2:金利上昇がニュースになっていますが、今から変動金利でローンを組んでも大丈夫でしょうか?

A2:現在の市場環境において金利の推移を完全に予測することは困難ですが、大切なのは金利のタイプそのものよりも、収支計画の「バッファ(余裕)」です。

仮に金利が上昇して月々の持ち出しが数千円増えたとしても、生活や資産形成のロードマップに支障が出ないよう、手元の現金をすべて使い切らずに一定の予備資金を残しておくことが重要になります。

また、先述したように稼働率が極めて高い物件を選び、空室による収入途絶リスクを徹底的に抑えておくことこそが、金利上昇に対する防壁となります。

Q3:購入した投資用マンションの管理会社は、どのように選べば良いですか?

A3:選定の基準は、「物件を売るだけでなく、購入後の入居者募集や建物の長寿命化まで責任を持って一貫体制で臨んでいるか」という点につきます。

販売と管理が分かれている会社では、売却時の見栄え(表面利回り)だけを重視し、購入後に空室や修繕のトラブルが発生しても十分なサポートが受けられないケースがあります。

オーナーの目線に立ち、入居者の満足度を高めるための巡回や清掃を徹底し、長期的な出口戦略まで一緒に伴走してくれるパートナーを選ぶことが、運用の成否を分けるカギとなります。

7. まとめ:「投資用マンション」を賢く活用して将来のゆとりへ

「投資用マンション」は、ただ所有しているだけで自動的に富を生み出し続ける魔法の杖ではありません

しかし、その特性を正しく理解し、自ら住む居住用との違いやリスク・リターンの構造を論理的な判断基準で選定すれば、本業に追われる忙しい現役世代にとって、これほど心強い資産形成のパートナーはほかにいないでしょう。

まずは、自分がなぜ不動産投資を始めたいのか、そのゴールを明確にすることから始めてみてください。老後の生活への備えなのか、当面の税金対策なのか、あるいは将来の選択肢を広げるための資産保全なのかによって、選ぶべき物件の個性やエリアは少しずつ変わってきます。

表面的な利回りの高さや目先の流行に惑わされず、長期にわたって入居者から選ばれ続ける空間価値と、それを支える適切な管理体制が揃っているかを冷静に見極めることが、確実な未来を築くための第一歩となります。

東京での豊かなライフスタイルを楽しみながら、賢くおしゃれに確かな未来への基盤を整えるために、まずは視野を広げる一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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  • REISMコラム編集部

    編集者

    「不動産投資やお金の知識をわかりやすく学ぶ」そのために資産形成の基本的な情報から、不動産投資の基本やリスクなど、お金に関するお役立ち情報を紹介いたします。

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