BY PURPOSE

⽬的別に考える不動産投資

不動産投資は、年⾦対策、⽣命保険代わり、節税、そしてFIRE(早期リタイア)など、様々な⽬的に合わせて運⽤できることが⼤きなメリットです。将来のライフプランを豊かにするための具体的な持ち⽅を⽬的別にご紹介します。

PURPOSE 1

年⾦対策

こんな方におすすめ

  • 国の年⾦制度に不安がある
  • 個⼈年⾦保険だけでは⾜りない
  • ⽼後の資⾦計画を⽴てられていない

⾼齢化社会が進み年⾦受給額が減少傾向にある中で、⽼後のライフプランに不安を感じる⽅も増えています。夫婦2⼈がごく⼀般的な⽼後⽣活を送るためには、1⽉あたり平均23.2万円が最低でも必要です。その⾦額に加えて趣味やレジャー、家族のための出費など、より豊かな⽣活を考えた場合は、平均でも14.8万円を上乗せしなくてはならず、それらを合計すると約38万円になります。(※1)現在、夫婦2⼈で受け取ることができる年⾦は約22万円ほどで、1⽉当たり約16万円、年間にすると約192万円不⾜する試算です。(※2)将来不⾜する年⾦を補うためには、不動産投資で得られる継続的な家賃収⼊が⾮常に効果的です。

40歳で物件AとBの2⼾の不動産をそれぞれ35年ローンで購⼊、毎⽉のローン返済に加えて、⽉に3万円と年2回のボーナス10万円を物件Aだけ繰り上げ返済した場合、1⼾の不動産ローンを20年で完済することが可能です。完済後に ⼊ってくる家賃収⼊をもう⼀⽅の物件Bのローンに充てることで返済スピードをさらに上げることができ、5年後には2⼾の完済不動産を所有することになり、65歳以降には年間約201万円の家賃収⼊を得ることで年⾦の不⾜分が補えます。

PURPOSE 2

⽣命保険代わり

こんな方におすすめ

  • 万が⼀の時、家族に資産を残したい
  • ⽣命保険の内容を⼿厚くしたい
  • 毎⽉の保険料を節約したい

不動産の購⼊において⾦融機関のローンを利⽤するケースが多く、その時に加⼊する団体信⽤⽣命保険は、ローン返済中に名義⼈に万が⼀のことがあったら、⽣命保険会社から⾦融機関へその時点の借⼊残⾼相当の保険⾦が⽀払われ、完済と同じ状態になります。家族には返済が不要な投資不動産が残されることで、⽣命保険と同等の価値だけでなく⼀定の賃料収⼊が得られるため、残された家族の⽣活を⽀えてくれます。近年では死亡・⾼度障害に加えて、がんや特定疾病などにおいても保障を受けられるため、毎⽉⽀払う保険料を不動産に置き換えることで、⽣活出費を⾒直すことも可能です。

万が⼀の事態に備えられる保険は⽣命保険だけでなく、就業不能保険や収⼊保障保険などがありますが、いずれも保障額が固定であることが⼀般的です。お⾦の価値はインフレになると下がってしまい、固定された保障では将来受け取ることができる⾦額が現在の価値に満たないことも予測されます。その点、不動産は物価が上昇すると物件の価格も上がるため、インフレにも備えることができリスク分散としても効果的です。

PURPOSE 3

節税

こんな方におすすめ

  • 年収がアップしたが⼿取収⼊が思うほど増えていない
  • 定年退職を控えている
  • 相続税が多額にならないか⼼配

累進課税制度によって所得が増えるにつれて⽀払う税⾦や保険料は多くなります。⾼所得者であれば融資を良い条件で受けることができ運⽤を有利に進められますが、確定申告時に所得から不動産投資で発⽣したマイナスの収⽀を差し引く(損益通算ができる)ことで課税額を少なくするメリットもあります。会社の給与収⼊から費⽤を引くことで所得を下げることができ、結果として所得税や住⺠税を抑えることが可能です。また、定年後は給与収⼊がゼロになるか⼤幅に減ってしまうため、給与所得と不動産所得の両⽅がある場合よりも納税額を抑えられる可能性があります。

不動産を贈与する場合、贈与税の計算には相続税評価額が使⽤されますが、国税庁が定めた算出⽅式では不動産の評価額は時価より2〜3割ほど下がります。また、相続の場合は遺産総額から算出される基礎控除額と⽐べて、贈与と同じく評価額が下がるため課税対象額も引き下げられます。そして賃貸不動産の場合は評価額から賃貸部分を控除することができるため、さらに相続財産を圧縮できたり、贈与や相続においても不動産投資は節税に有効的に働くことがあります。

PURPOSE 4

FIRE(早期リタイア)

こんな方におすすめ

  • 経済的な⾃由を⼿に⼊れたい
  • 限りある時間を⾃分の趣味や余暇に使いたい

早期に経済的⾃由を⼿にして、新たな⽣活をスタートさせることができるFIRE。働き⽅や⽣き⽅が多様化し選択肢がいくつもある中で、不動産投資はFIREに⾮常に適していると⾔われています。年利4%の運⽤益で⽣活費をまかなう(年間の⽣活費が400万円だとした場合、1億円の資⾦を運⽤できる状態にする)ために、レバレッジ効果を活⽤し、少ない⼿元資⾦で⼤きな運⽤ができるからです。また、不動産は経済影響を受けづらく、⼤きな価格変動が起きることがほとんどありません。そのため安定した利回りと⻑期にわたって収益を得られることもメリットになります。

不動産投資でFIREを実現するためには、いかに早く不動産投資をスタートさせるかが重要です。時間を味⽅につける不動産投資では、融資期間の間に最大限お⾦を働かせることで収益が⼤きく変わってきます。購⼊後、毎年の繰り上げ返済スピードを上げながら年収アップとともに融資枠を広げることで、不動産運⽤の規模を拡⼤することができます。レバレッジを利かせながら、まとまった不動産収⼊まで順当に持っていくことができた時点でFIRE達成になります。

まとめ

このように、不動産投資は家賃で副収⼊を作るだけの⼿段だけでなく、様々な効果を得られる資産運⽤の⼀つです。「何のために始めるのか」によってその効果は全く変わりますし、⽬的を明確にした上で達成のために知識とパートナーを有効活⽤することが、まさしく賃貸経営と呼ばれる所以です。理想のライフスタイルを築くには、お⾦を作るために時間を使うのではなく「⼿間をかけず、お⾦に働いてもらう」ことで実現できます。働いてもらう⼿段として不動産を活⽤してみてはいかがでしょうか。