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【初心者向け】中古ワンルームマンション投資は『おすすめ』?メリット・デメリット、リスク対策、成功のポイントを徹底解説

「将来のために資産形成を始めたい」「副業として安定した収入源が欲しい」と考えたとき、中古ワンルームマンション投資という選択肢が気になっている方も多いのではないでしょうか。インターネットで「おすすめ」という声を見る一方で、「本当に儲かるの?」「初心者には難しそう」といった不安も尽きないはずです。

結論から言うと、正しい知識を身につけ、ポイントを押さえれば、中古ワンルームマンション投資は初心者にとっておすすめしやすい、始めやすい資産形成手段と言えます。

今回は、なぜおすすめなのかという基本的な理由から、新築との比較、具体的なリスクとその回避策、そして成功するための重要ポイントまで、初心者の方が抱くであろう疑問や不安を一つひとつ解消していきます

【初心者向け】中古ワンルームマンション投資は『おすすめ』?メリット・デメリット、リスク対策、成功のポイントを徹底解説

目次

1. 中古ワンルームマンション投資とは?初心者向けに基本を解説

はじめに、中古ワンルームマンション投資がどのようなものか、基本をおさえましょう。

これは、その名の通り「中古」の「ワンルームマンション(一室)」を購入し、それを賃貸に出すことで家賃収入を得る不動産投資の手法です。特徴は、マンション一棟を丸ごと購入するわけではないため、比較的少額の資金から始められることです。

特に、人口が集中し賃貸需要が安定している都心部の中古ワンルームマンションは、初心者向けの投資対象として人気を集めています。

2. なぜ「都心の中古ワンルームマンション投資」がおすすめなのか?【3つの魅力】

数ある不動産投資の中で、なぜ特に「都心の中古ワンルームマンション投資」が初心者におすすめなのでしょうか。その理由は、大きく分けて3つの魅力に集約されます。

2-1. 安定した家賃収入と高い入居率

不動産投資の根幹は、安定した家賃収入です。その点、都心のワンルームマンションは、進学や就職で地方から上京する若者や単身赴任者など、単身世帯からの賃貸需要が非常に旺盛です。景気の変動にも左右されにくく、年間を通して高い入居率を維持しやすいのが最大の魅力です。

実際に、東京23区の賃貸マンションの空室率は低い水準で推移しており、入居者が退去してもすぐに次の入居者が見つかるケースがほとんどです。この「貸しやすい」という特徴が、投資初心者にとって大きな安心材料となり、安定した収益基盤を築けます。

2-2. 新築と比較して購入価格が抑えられる

「投資」と聞くと多額の資金が必要なイメージがありますが、中古ワンルームマンションは新築に比べて物件価格が手頃です。そのため、自己資金が限られている方や、初めての投資で大きなリスクは取りたくないという方でも、比較的少ない初期投資で始めることができます。

また、不動産投資ローンを利用する場合でも、借入額を抑えられるため、月々の返済負担が軽くなります。これは、キャッシュフロー(手残りの現金)を健全に保つ上で非常に重要なポイントです。まずは小さな規模から始め、経験を積みながら資産を拡大していきたいと考える初心者に、最適なスタート地点と言えるでしょう。

2-3. 流動性が高く、出口戦略が立てやすい

不動産投資では、家賃収入(インカムゲイン)だけでなく、将来物件を売却するときの利益(キャピタルゲイン)も視野に入れる「出口戦略」が重要です。中古ワンルームマンションは、購入価格が手頃であることから、投資家だけでなく、自分で住むための実需層からも人気があります。

つまり「買いたい」という人が多いため、売りたいと思ったときに比較的スムーズに売却しやすい「流動性の高さ」が魅力です。将来、ライフプランの変化などで資産を現金化したい場合にも対応しやすく、柔軟な資産運用が可能になります。

3. 中古と新築、どちらのワンルームマンション投資を選ぶべきか?【徹底比較】

ワンルームマンション投資を検討する際、多くの人が「中古」か「新築」かで悩みます。それぞれにメリット・デメリットがありますが、結論として、特に初心者には中古からのスタートがおすすめです。その理由を比較しながら見ていきましょう。

3-1. 中古ワンルームマンション投資のメリット

中古ワンルームマンション投資の最大のメリットは、何と言っても価格の手頃さと、それによる高い利回りです。新築物件は、販売会社の利益や広告費が価格に上乗せされているため、購入した瞬間に資産価値が下がりやすいと言われています。

一方、中古物件は価格が既にある程度下がった状態で市場に出ているため、値下がりリスクが少なく、安定した家賃収入を元にした収益計画を立てやすいのが特徴です。

また、入居者がいる「オーナーチェンジ物件」を選べば、購入直後から家賃収入を得られるため、キャッシュフローの面でも安心です。

3-2. 新築ワンルームマンション投資のデメリット

新築ワンルームマンションは、最新の設備やデザインで入居者を集めやすいというメリットがある一方で、デメリットも存在します。前述の通り、購入価格が高く、利回りが低くなりがちな点が最大のネックです。

さらに、新築時の家賃(新築プレミアム)は最も高く設定されており、最初の入居者が退去した後は家賃が下落する傾向にあります。ローン返済額が変わらない中で家賃収入が減ってしまうと、収支計画が狂い、赤字経営に陥るリスクも。こうした価格と家賃の下落リスクは、投資初心者にとって大きな負担となる可能性があります。

【中古と新築ワンルームマンション投資のメリット・デメリット比較表】

中古ワンルームマンション 新築ワンルームマンション
価格 比較的安い 高い
利回り 高い傾向 低い傾向
家賃下落リスク 少ない 大きい
出口戦略 売りやすく、立てやすい 売却時に損失が出る可能性
物件の選択肢 豊富 限定的
設備 古い場合がある(リノベーションで対応可) 最新
融資 物件や個人の属性による 受けやすい傾向

3-3. 初心者が中古ワンルームマンション投資から始めるべき理由

これらの比較から、初心者が中古ワンルームマンション投資から始めるべき理由は明確です。

  1. 少ない自己資金で始められる:初期投資を抑え、リスクを限定できる。
  2. 家賃が安定している:新築プレミアムがないため家賃下落リスクが少なく、収支計画が立てやすい。
  3. 高い利回りが期待できる:購入価格が安い分、新築より高い利回りを目指せる。

まずは中古物件で不動産投資の経験を積み、安定した収益基盤を確立すること。これが、投資家として成功するための王道ルートと言えるでしょう。

4. 中古ワンルームマンション投資で「失敗しない」ために知るべきこと【失敗事例から学ぶ】

どんな投資にもリスクはつきものです。しかし、事前に失敗のパターンを知っておけば、その多くは避けることが可能です。ここでは、中古ワンルームマンション投資で失敗しないために、典型的な失敗事例とその教訓を学びましょう。

4-1. こんな人は要注意!失敗しやすい投資家の特徴

成功する投資家がいる一方で、残念ながら失敗してしまう人もいます。以下のような特徴に当てはまる場合は、少し注意が必要です。

  • 勉強不足で言われるがままの人:不動産会社の営業トークを鵜呑みにし、自分で物件や市場を調べない。
  • 利回りだけで判断してしまう人:表面利回り(年間の家賃収入÷物件価格)の高さだけで物件を選び、修繕費や税金などの経費を考慮していない。
  • 資金計画が甘い人:自己資金がほとんどなく、ローン返済に追われて急な出費に対応できない。
  • 目的が曖昧な人:なぜ不動産投資をするのか、将来どうしたいのかという目的や目標がない。

これらの特徴は、裏を返せば「しっかり勉強し、目的を持って、余裕のある資金計画を立てる」ことが成功の秘訣であることを示しています。

4-2. 実際にあった投資失敗の事例とそこから得られる教訓

【事例】地方の高利回り物件に飛びついたAさん

東京在住のAさんは、ネットで利回り10%を超える地方の中古ワンルームマンションを見つけ、現地を見ずに購入。しかし、都心と違って賃貸需要が少なく、退去者が出た後、半年以上も空室が続いてしまいました。家賃収入がないのにローン返済と管理費は発生し、結局赤字に耐えきれず、購入時より大幅に安い価格で売却する羽目に……。

【教訓】

この事例から学ぶべきは、利回りの数字だけに惑わされてはいけないということです。不動産投資の成功は、いかに安定して入居者を確保できるかにかかっています。多少利回りが低くても、賃貸需要の安定した都心の物件を選ぶことが、長期的に見て賢明な判断と言えるでしょう。

5. 中古ワンルームマンション投資の『5大リスク』と具体的な回避策

中古ワンルームマンション投資には、特有のリスクが存在します。しかし、これらのリスクは事前に理解し、正しく対策することで十分にコントロール可能です。ここでは代表的な「5大リスク」とその回避策を解説します。

5-1.【リスク1】老朽化リスク:修繕費や資産価値の低下を避けるには

中古物件である以上、建物や設備の老朽化は避けられません。給湯器やエアコンの故障、外壁の補修など、突発的な修繕費が発生する可能性があります。

【回避策】

購入前に、マンション全体の長期修繕計画がきちんと策定され、修繕積立金が十分に積み立てられているかを確認することが最も重要です。また、室内の設備については、購入時に交換履歴を確認したり、リノベーション済みの物件を選んだりすることで、当面の出費を抑えることができます。

5-2.【リスク2】空室リスク:安定した入居者を確保する対策

入居者が見つからず、家賃収入が途絶えてしまうのが空室リスクです。これは不動産投資における最大のリスクと言えます。

【回避策】

このリスクを避けるには、何よりも立地選びが重要です。最寄り駅から徒歩10分以内、周辺にコンビニやスーパーがあるなど、単身者が住みやすい利便性の高いエリアの物件を選びましょう。また、入居者募集に強く、管理体制のしっかりした信頼できる管理会社をパートナーに選ぶことも不可欠です。

5-3.【リスク3】瑕疵(かし)リスク:購入前のチェックポイントと保証

瑕疵とは「欠陥」のことで、雨漏りやシロアリ被害、給排水管の故障などがその例です。購入後に発覚すると、多額の修繕費がかかる可能性があります。

【回避策】

売買契約時に「物件状況報告書」で過去の不具合について告知を受けるほか、専門家による建物状況調査(ホームインスペクション)を利用するのも有効です。また、万が一のために「契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)」に関する契約内容をしっかり確認し、引き渡し後に欠陥が見つかった場合の保証について明確にしておきましょう。

5-4.【リスク4】耐震基準リスク:新耐震基準・旧耐震基準の見極め方

大きな地震が起きた際の、建物の倒壊リスクです。日本の建築基準法は1981年6月1日に大きく改正されており、それ以前を「旧耐震基準」、以降を「新耐震基準」と呼びます。

【回避策】

投資対象としては、原則として1981年6月1日以降に建築確認を受けた「新耐震基準」の物件を選びましょう。これは資産価値の維持や、金融機関からの融資の受けやすさにも影響します。どうしても旧耐震の物件を検討する場合は、耐震診断や耐震補強工事が実施済みかを確認することが必須です。

5-5.【リスク5】既存入居者リスク:購入後のトラブルを避けるために

既に入居者がいる「オーナーチェンジ物件」の場合、その入居者が家賃を滞納していたり、トラブルメーカーだったりするリスクがあります。

【回避策】

購入前に、現在の入居者の属性(職業、年齢など)や過去の家賃滞納履歴などを、売主や管理会社を通じて可能な限り確認させてもらいましょう。信頼できる不動産会社であれば、こうした情報開示にも協力してくれるはずです。また、保証会社を活用することで滞納リスクは大きく回避することができます。

【中古ワンルームマンション投資の5大リスクと回避策】

リスクの種類 具体的な内容 回避策
老朽化リスク 突発的な修繕費、資産価値の低下 長期修繕計画、修繕積立金の確認
空室リスク 家賃収入の途絶 賃貸需要の高い都心の好立地を選ぶ
瑕疵リスク 雨漏り、配管故障などの欠陥 物件状況報告書の確認、ホームインスペクションの利用
耐震基準リスク 地震による倒壊リスク 「新耐震基準」(1981年6月以降)の物件を選ぶ
既存入居者リスク 家賃滞納、トラブル 購入前に入居者の情報を確認する・保証会社の活用

6. 中古ワンルームマンション投資で「成功」に導くための重要ポイント

リスクを回避する方法がわかったところで、最後に、投資を「成功」させるための、より積極的なポイントを4つご紹介します。これらを意識することで、あなたの不動産投資はさらに盤石なものになるでしょう。

6-1. 信頼できる不動産会社・管理会社選びが成功の鍵

不動産投資は、購入して終わりではありません。むしろ、購入後の管理運営が成功を左右します。特に本業で忙しい方にとって、物件探しから購入後の管理までを一貫してサポートしてくれる、信頼できるパートナーの存在は不可欠です。

良い会社を見極めるポイントは、「メリットだけでなくリスクもきちんと説明してくれるか」「管理戸数や入居率などの実績が豊富か」「担当者との相性が良いか」などです。複数の会社と面談し、最も信頼できると感じた会社をパートナーに選びましょう。

6-2. 都心の「ワンルームマンション」に特化するメリット

投資対象を、あえて「都心のワンルームマンション」に絞ることにも大きなメリットがあります。地方の物件は、一見すると高利回りに見えるかもしれませんが、空室リスクや修繕コストの増大、売却の難しさといったデメリットも抱えています。

その点、都心のワンルームは賃貸需要が安定しており、管理の手間も少なく、流動性も高い、非常にバランスの取れた投資対象です。特に初心者は、まずこの王道の市場で経験を積むことが、失敗しないための鉄則と言えます。

都心の「ワンルームマンション」に特化するメリット

公益財団法人不動産流通推進センター

6-3. 適切な資金計画と出口戦略の立案

投資を始める前に、必ず詳細なシミュレーションを行いましょう。家賃収入から、ローン返済、管理費、修繕積立金、税金などの支出を差し引いて、毎月いくらの現金が手元に残るのか(キャッシュフロー)を正確に把握します。急な出費に備え、ある程度の自己資金を手元に残しておくことも重要です。

同時に、「何年後にいくらで売却する」といった出口戦略も立てておきましょう。ゴールを明確にすることで、市況の変化にも冷静に対応でき、より計画的な資産運用が可能になります。

6-4. 最新の市場トレンドと法改正の情報を常に収集する

不動産市場は、経済情勢や金利、税制、法律の改正など、様々な外部要因によって変化します。一度物件を購入したら終わりではなく、常に最新の情報を収集し、学び続ける姿勢が重要です。

信頼できる不動産会社の担当者から定期的に情報を提供してもらったり、関連セミナーに参加したりすることで、市場の変化に乗り遅れないようにしましょう。こうした継続的な情報収集が、長期的な成功を支える土台となります。

7. 長期的な視点で考える中古ワンルームマンション投資

中古ワンルームマンション投資は、短期的に大きな利益を狙うものではなく、長期的な視点で安定した資産を築くための手段です。最後に、より大きな視点でのメリットについて触れておきます。

7-1. インフレ・物価高騰時代における不動産投資の役割

昨今、様々なモノの値段が上がるインフレが続いています。インフレが起こると、現金の価値は相対的に目減りしてしまいます。たとえば、100万円で買えたものが、数年後には110万円出さないと買えなくなる、といった具合です。

一方で、不動産のような「現物資産」は、インフレに合わせてその価値や家賃が上昇する傾向があります。つまり、中古ワンルームマンションを所有することは、インフレから自分の資産価値を守る「資産防衛」としての役割も果たしてくれるのです。

7-2. 将来の資産形成と相続対策としての活用

毎月の家賃収入は、給与以外のもう一つの収入源となり、老後の私的年金代わりとして、ゆとりあるセカンドライフを支えてくれます。

また、金融資産(現金や株式)に比べて、不動産は相続税評価額を低く抑えられるという特徴があります。そのため、将来、家族に資産を遺す際の「相続対策」としても非常に有効な手段です。目先の収益だけでなく、自分の、そして家族の未来を見据えた資産形成が可能になるのです。

8. よくある質問(FAQ)

最後に、中古ワンルームマンション投資を検討している方からよく寄せられる質問にお答えします。

8-1. Q1. 中古ワンルームマンション投資の利回りはどのくらいが目安ですか?

A1. 都心の中古ワンルームマンションの場合、税金や経費を差し引く前の「表面利回り」で3%〜5%程度が一般的です。数字の高さだけでなく、空室リスクの低さや資産価値の安定性など、総合的なバランスで判断することが重要です。

8-2. Q2. 初心者でも中古ワンルームマンション投資を始められますか?

A2. はい、始められます。中古ワンルームマンション投資は、比較的少額から始められ、リスク管理もしやすいため、まさに初心者向けの投資手法です。ただし、成功のためには、この記事で解説したような知識を身につけ、信頼できる不動産会社をパートナーに選ぶことが不可欠です。

8-3. Q3. 区分マンションと一棟マンション、どちらがおすすめですか?

A3. 投資の目的や自己資金の額によって異なりますが、初心者の方にはまず「区分マンション(ワンルーム)」から始めることをおすすめします。一棟マンションは、投資額が大きく、管理の手間も複雑になるため、ある程度経験を積んでから検討するのが良いでしょう。区分マンション投資は、リスクを分散しやすいというメリットもあります。

  • REISMコラム編集部

    編集者

    「不動産投資やお金の知識をわかりやすく学ぶ」そのために資産形成の基本的な情報から、不動産投資の基本やリスクなど、お金に関するお役立ち情報を紹介いたします。

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