リノベーション

不動産投資で有効なリフォームやリノベーション。やっぱり専門業者に頼ったほうが安心

不動産投資では割高な新築物件よりも、すでに入居者がいた実績があり、その上物件価格が比較的抑えられる利回りの良い中古物件が狙い目と言われています。

しかし中古物件は、建物の老朽化や間取りに問題があればリフォームやリノベーションが必要になります。そこに費用をかけすぎると結局割高になってしまい、利回りが下がってしまいます。よって、いかに効果的なリフォームやリノベーションを行うかが重要になってきます。

費用を抑えるために業者には頼らず、自分でリフォームを行うオーナーもいますが、そもそもリフォームやリノベーションは自分でできるものなのでしょうか。また、自分で行うのと専門業者に頼むのでは、どちらがいいのでしょうか。

不動産投資で有効なリフォームやリノベーション。やっぱり専門業者に頼ったほうが安心

リフォームやリノベーションの概要

まず、リフォームやリノベーションについておさらいしておきましょう。リフォームは、一般的に中古の物件を新築時の状態に復元することで、古くなった天井や壁のクロスを張り替えたり、傷んだ床材を交換したりします。

それに対してリノベーションは内装などの表面的な部分だけでなく、設計自体のインフラ部分に手を加えて物件に付加価値を与え、より魅力的な居住空間を提供できるようにします。水回りの配置や間取りの変更をはじめ、壁や床も単なる張り替えではなく、壁材や床材をまったく違うものに変更することもあります。

そのため、リフォームよりもリノベーションのほうが大規模な工事となり、費用も高くなる傾向ですが、物件の魅力が増すことでその資産価値は大きく上がると言えるでしょう。

立地が良くても、部屋の間取りや内装、設備が時代遅れになっているために、なかなか入居者が決まらない物件は、リノベーションを施すことで現代のニーズにマッチした、収益性の高い魅力的な物件に生まれ変わるでしょう。リノベーションによって資産価値が上がれば、その費用を回収できるどころか、さらに収支改善を期待できることもあるのです。

リフォームやリノベーションの概要

ローンの借り換えで収支改善も可能

区分所有のワンルームマンションでも、大規模なリノベーションを行えば数百万円はかかるでしょう。たとえ費用が500万円かかったとしても、家賃を月額2万円程度値上げできれば、25年で回収できます。

「25年は回収期間として長すぎる」と思うかもしれませんが、リノベーションによって物件の空室率は大幅に改善されますので、不動産投資の運用のパフォーマンスも向上するでしょう。

ただ、物件自体のローンが残っている場合は、リノベーション費用をどうやって捻出するかが気になるところです。リノベーション専門の不動産会社によっては、ローンの残債にリノベーション費用を上乗せしての借り換えが可能なところもあります。借り換えの優遇金利も利用できれば、ローン年数の延長も合わせてキャッシュフローの大幅な改善も期待できるでしょう。

自分でできる工事とできない工事がある

ところで、リフォームやリノベーションは自分でできるのでしょうか。器用な人やDIYに慣れている人なら、おそらくクロスの張替えや壊れた設備の補修程度の簡単なリフォームならできるでしょう。しかし、水道管の配置を変更したり、壁を壊して間取りを変更したり、新たに壁を造ったりするリノベーション工事は、専門業者でなければ対応できないでしょう。
中古物件を購入してリノベーションを行う場合は、実績のある専門業者に依頼して、相談しながら進めていくことをおすすめします。

信頼できる不動産会社のリノベーション物件は狙い目

初めて不動産投資にチャレンジしようと考えている人は、専門家がリノベーションした中古物件から始めてみるのがよいでしょう。リノベーションの効果を最大限に引き出せるのは、立地条件が良く、潜在的な需要も高い物件です。リノベーションに実績のある不動産会社の物件であれば、安心して購入でききます。

不動産会社によっては無料のセミナーを実施している会社もありますので、そのようなセミナーを利用して信頼できる不動産会社を探してみるのもよいでしょう。是非自分に合った不動産投資スタイルを見つけて前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

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