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現物投資とクラウドファンディング。あなたはどちら?比較してみた

現物投資とクラウドファンディング。あなたはどちら?比較してみた

最近、不動産投資分野でのクラウドファンディングが、大きな注目を集めるようになってきました。ところで、不動産クラウドファンディングとはどういうもので、一般的な不動産投資とどのような違いがあるのでしょうか。そして、自分自身が投資をする場合、どちらを選んだら良いのでしょうか。一緒に考えてみましょう。

不動産投資の基本的な仕組み

不動産クラウドファンディングの前に、不動産投資とはどういう投資なのかについて見ていきましょう。株式や債券、投資信託など一般的な金融商品への投資の場合、購入した金融商品の値上がり益や配当を期待するということになります。この点は不動産投資も同様で、購入物件の売却益や家賃収入を得ます。

ただ、家賃収入は、株式の配当などと比較すると安定性が高く、それが特徴ではないでしょうか。株式やFX(外国為替証拠金取引)などの金融商品は、価格変動が激しく、配当やスワップポイントなどの定期的な収入は、価格の値動きで吹き飛んでしまうことが多いため、売買による収益がメインになりがちです。

その他の特徴としては、他の金融商品と比較すると、不動産投資は節税が行いやすい点が挙げられます。土地の購入費用は経費として認められませんが、建物や設備は減価償却費や修繕費などの経費として計上できます。また、物件の広告費や管理の諸費用なども経費として計上することが可能です。こうした経費を使って、不動産投資が赤字になった場合は、不動産以外の給与収入などとの「損益通算」が可能で、所得全体に対する税金が安くなります。

なお、所得税以外に、不動産投資は相続対策にも有効なため、シニア世代による不動産投資につながっています。

不動産クラウドファンディングの仕組み

ここで不動産クラウドファンディングの仕組みについて考えます。これは一般的な現物に対する不動産投資とは大きく異なります。そもそもクラウドファンディングとは、「群衆」を意味する「クラウド」と「資金調達」を意味する「ファンディング」を合わせた造語で、インターネットを通じて、特定のプロジェクトへ資金提供者を募る行為です。金融機関からの融資や企業からの出資といった伝統的な資金調達の方法と比較して、不特定多数の人から少額ずつお金を集めることが可能になるという特徴を持っています。

なお、クラウドファンディングには種類があって、商品やサービスと交換する購入型、貸し付け扱いにある貸付型、お金をあげてしまう寄付型、出資者となって持分を得る出資型などに分けられます。そして、不動産クラウドファンディングは、一部の例外を除いて貸付型に分類され、事業者がインターネットを通じて多くの投資家から資金を借り受け、不動産投資を行い、その収益を利子や配当で投資家にお返しするという仕組みになっています。

不動産クラウドファンディングの特徴は、銀行預金よりも利回りが良く、小口から投資できるので、現物不動産に対する投資よりも敷居が低いということでしょう。利回りが5〜7%程度の案件が多く、銀行預金と比較すると破格の利回りと言えます。また、個人で現物に投資する場合、購入費用は最低でも数百万円、一棟購入なら数千万円から数億円という金額ですが、不動産クラウドファンディングは1口1万円で、個人ではとても購入できないような大型物件に投資できる場合もあります。

あなたはどちらが向いている?

また、不動産投資では個人で所有する場合、客付けや管理の手間が発生しますが、不動産クラウドファンディングは、投資信託を購入するような感覚で投資できるので、そうした心配はありません。ただ、不動産クラウドファンディングを通じて出資した物件の運用成功が良くても、当初約束された配当以上の収入はなく、「減価償却費」のような不動産投資の節税効果も得られません。

ある程度、自分の力でリスクや手間をコントロールし、大きなリターンを狙うなら現物への不動産投資を選び、できるだけリスクを抑え、手間を省いて、手堅く利益を狙いたいのであれば、不動産クラウドファンディングを選ぶ。あなたにとって、どちらを選ぶと都合が良いのか、どちらが向いているかを良く考えて選択するようにしてください。

不動産投資を始めるには?

検討を始めるにあたって、まずは無料シミュレーションから始めてみてはいかがでしょう。ライフプランにかかる資金計画や運用効果を明確にしておくことで、よりご自身に合った投資方法が見えてきます。お一人お一人に合わせた相談会も開催しておりますのでお気軽にお問い合わせください。
また、もし周りに不動産投資を行なっている人がいないと、なかなか一歩を踏み出しづらいかもしれません。そんな時は、実際に運用を始めた方のリアルな声を掲載したオーナー様の声や、オープンスクール「オーナー体験談」、不動産投資を成功させるためのノウハウや戦略をお伝えするベーシックセミナーもご活用ください。

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