COLUMN

不動産投資コラム

内覧者が増える室内写真の撮り方

不動産投資で収益物件の入居者を募集するとき、インターネットや仲介会社で入居希望者に見せる写真のクオリティは、物件の内覧回数に大いにかかわります。最近は廉価で高性能なデジタルカメラが登場し、もはや素人とプロが撮る写真の画質に違いはなくなりました。素人とプロの違いは、いかに魅力的な物件に見せるかという点だけです。そのためには撮影テクニックが大切で、プロ並みとは言わないまでも、すこしだけ撮影技術を身につけるだけで、物件の見栄えは良くなり、入居者増加に貢献できるはずです。そこで今回は内覧者が増える室内写真の撮り方について考えてみます。

VRなど新技術が登場するも、依然として写真の力は大きい

最近は動画やVR(バーチャルリアリティ)などの新技術を導入し、物件内部を映像で見せる仲介会社も増えてきました。大きな効果を上げていることは確かですが、VRを取り扱う会社に支払う月額のシステム使用料金や、VR用の撮影費用など、高い導入費用がネックになっています。将来は価格が下がるかもしれませんが、VRを導入したいと考えているオーナーにとっては、現状ではまだ手を出しにくいのではないでしょうか。

その点、写真は低コストです。良い写真が撮れれば、大きな費用対効果を上げることができます。「不動産情報サイト事業者連絡協議会」が行ったアンケート調査によると、賃貸契約をしたお客さんが、不動産会社を選んだポイントとして最も多かったのが、「写真の点数が多い」で8割を超えています。単純に言えば、いろいろなアングルから撮影した見栄えの良い写真をたくさん掲載するほど、入居者に選んでもらいやすくなるということです。VRなどの新しい技術が導入されつつある中でも、写真は賃貸経営において、非常に重要なアイテムなのです。

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天気の良い日に明るい写真を撮る

多くの写真を掲載することは内覧者を増やすためには必須ですが、掲載する写真の質も重要です。まずは、明るいイメージの写真を掲載するために、内観を撮るにしても建物の外観にしても、撮影日は天気の良い日を選びましょう。曇りの日に建物の外観を撮ると、空が灰色になるので、どんよりと陰気な印象を与えてしまいます。また、光量が足りないと、フラッシュを焚くことになりますが、フラッシュを上手に焚くには技術が必要で、一部にばかり強く当たると、仕上がりが不自然になってしまいます。フラッシュは使わず、逆光にならない位置から、カメラの絞りで明るさを調節し、自然光で撮るようにしましょう。光量が少ないとシャッタースピードは遅くなり、手ぶれしやすくなります。カメラをしっかり持つか、三脚を使うなどして撮影するようにしましょう。

カメラ位置を低くして床面積を多くする

部屋の全景を見せるテクニックで有効なのは、「床面積の割合を増やす」という方法です。床面積が狭いと、実際よりも部屋が狭く見えてしまうことがあります。撮影する際、立ったままの状態でカメラを構えて、レンズを下に向けて床面積の割合を増やしてはいけません。カメラは正面に向けて水平に撮らないと、本来は垂直な線が傾いてしまい、扉や柱の間隔などが歪んでしまうのです。そうならないように、正面を向いたカメラの水平を保ったまま、座ったり、ひざをついたりして、カメラの位置を低くして撮影するのです。

広角レンズを使って部屋を広く見せるテクニックもありますが、実際に内覧者が部屋を訪れた際に、写真とのギャップを感じてしまうこともあります。あくまでも正面から撮った写真を基本に、実際よりも狭く見えないような撮影を心がけましょう。

縦写真も入れるなど小技も

普段あまりカメラを使わない人は、そのまま構えて画角が横長の写真を撮ることが多いのですが、縦写真にも挑戦してみましょう。スマホでそのまま撮影すると、縦写真になることが多いので、その特徴を実感している人も多いでしょう。縦写真は高さが表現できるので、床から天井まですべてが入った写真を撮れます。ロフトがあったり、メゾネットタイプだったりする室内を撮るのに適しています。浴室やトイレなど、狭い空間の場合、すべての設備を1枚でおさめるのに有効です。

最近は一眼レフよりもコンパクトなミラーレス一眼や360度カメラなど新しいカメラが続々と登場しています。物件紹介のためだけに、一眼レフや360度カメラを買うことに、ためらいを覚える人も少なくないでしょう。しかし、スマホのカメラは高性能ですが、表現に限界がありますし、一眼レフやミラーレス一眼でも廉価版が登場しています。また、カメラは旅行やSNS投稿などのプライベートでも使えるので、賃貸経営のための備品として経費で落とせることを考えると、高機能なカメラは意外にお得なツールと言えるのではないでしょうか。

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