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COLUMN

不動産投資コラム

知っておきたい若者世代の住まい観

日本は今、人口減少かつ物件供給過多の時代に入りました。どのオーナーも入居者を確保するためにどうすればいいのか知恵をめぐらせていることでしょう。時代の変遷とともに、若い世代の住まいに対する価値観も変化しています。彼らの価値観を理解し、ニーズを部屋造りに活かすことで入居率アップにつなげていきましょう。

コミュニケーションを楽しみたい若者たち

一昔前にはなかった住まいの形態で、ここ10年ほどで伸びてきたものに「シェアハウス」があります。都市部では近所づきあいが面倒なこととされ、隣人の顔も知らないという賃貸アパート・マンションも珍しくありません。その一方で、若者の間では、人とかかわることに積極的な人たちも増えているようです。

シェアハウスと言っても、それぞれの個室があり一定のプライバシーは確保されています。同じような趣味や価値観の人と、以前よりも少し近い距離で暮らすというライフスタイルを求める若者が、徐々に増えてきたということなのかもしれません。

また、最近は「モノ」を持つよりも、体験する「コト」を重視する消費傾向にあるといわれています。高級車を持つよりも、数人でリムジンカーを借り切って楽しむ「コト」を優先するとか、別荘を持つよりも、高級ホテルのスイートルームを貸し切って、みんなでパーティーを開き、写真を撮ってSNSにアップするという具合です。

そのためには、コミュニケーションが必要です。これまで単身用アパートなら、借主はあくまでも1人で、友人を招いたり、同棲したり、入居者以外の人間が部屋に出入りすることを嫌うオーナーが多かったように思いますが、今後は、そのような点について、もっと寛容になることが求められるのかもしれません。

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狭くてもいいから住職近接を望むミニマリスト

近年、生活するための必要最低限のものしか持たない「ミニマリスト」と呼ばれる若者が増えています。自炊はしないので、冷蔵庫や食器は不要、衣服や鞄も、肝心なときはレンタルを利用し仕事着と部屋着しか持ちません。洗濯もコインランドリーを使うため、洗濯機も必要がなく、音楽はダウンロードして携帯電話やパソコンを使って高性能イヤホンで聴くので、大型のオーディオセットもいりません。

このような人たちにとっての「住まい」とは、まさに寝るだけの空間で、いわゆる「四畳半」でも構わないのですが、その代わり、職場の近くに住んで、少しでも多く睡眠時間を確保したいという欲求があるようです。都心の狭小アパートを買った場合は、彼らにリーチできるようにPRするのも、空室リスクを抑える上で一策となるでしょう。

脱洋風デザイン、自分好みに変えたい

高度経済成長期を経て、より豊かな生活を追求してきた世代は、持ち物や住まいに洋風デザインを好む傾向がありました。そのようなデザインの建築物や内装は、ごく一般的なものとして日本人の暮らしに定着しました。

しかし現代の若者のなかには、残された自然や環境を守る「エコロジー」という価値観を大切する人たちが増えたことから、むしろ、和風テイストのものが再評価されるようになりました。DIY志向の生活雑貨店に行くと、和風テイストの食器やインテリアが溢れています。

最近、既存住宅に、自分で「一手間」を加える「DIY賃貸」の人気が高まっていますが、これは、「大量生産された画一的なものでは面白くない」という若者たちの感覚が反映されているからでしょう。

住まいで過ごす時間を楽しくするため、自分で手を加える。そのために自分の時間と労力を使いたい。そのようなニーズの表れであり、今後、賃貸物件のオーナーはニーズにどれだけ応えることができるかがポイントとなりそうです。

さて今回は若者世代の住まい観について考えてきました。入居時には敷金を取り、退去後は原状回復工事を行い、また入居者を探すというのが、これまでのやり方でした。しかし、今後は入居者のライフスタイルに合わせた改造や変更を認めることが、空室リスクを抑える重要な鍵となるかもしれません。

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